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その日、佐々宮ユウトが学園から帰ると、見知らぬ二人が訪ねてきた。

一人は金髪で堀が深い30代に見える男性、もう一人は黒髪の20代に見える男だ。

黒髪の男性は祖父や父に似た面影があったので隣町にあるという見知らぬ親戚筋が、金を借りに来たのだろうと、思っていた。なぜなら、祖父は隣町の大店の三男でその店の跡取りが女癖が悪く、色町に入り浸って大金を使っているなどの噂を聞いていたからである。

しかし黒髪の男に祖母が会うと、彼に平手打ちをし泣きながら抱き着いていた。

祖母の反応に驚いているうちに、母が山から父と祖父を連れてきていた。

祖父は彼に殴りかかり、父は足を確認して共に涙ぐんでいた。

祖父母と父が泣いているのがおちつき話を聞くと、黒髪の男は父の兄のケンヤでユウトが生まれてすぐに行方知れずとなっており、10数年ぶりの再会であった。



「帰って来てそうそうだが仕事の話をしたんだが、いいかい?」と伯父のケンヤが話し出した。

「山の土地を少し使わしてほしい。難しいからうまく説明できないけど、人造ダンジョンを作ろうと思っている」

「ダンジョンて魔物が住む迷宮とか魔窟いわれる魔物の住むところか?さすがに魔物が外に出たりするなら、国や領主の許可、商業ギルドや冒険者ギルドの許可とかもいろいろあるだろうに」と祖父が返した。

「大丈夫だ。ここは5件目だから王の許可もえて、領主も承知済みだ。ギルドも利益があると、こっちも承知ずみだ。」と金髪の男が書類を出していた。

「ダンジョンは魔物が住むところではなく、ダンジョン自体が魔物で、コアと呼ばれる本体が周囲と同化、支配さらに周辺にいる魔物を隷属して身を守らせる道生命体だ。分類はゴーレム亜種でコアの魔力値が高いものは知性があり、一定以上の魔力を蓄積するとコアが分裂する。我が国はコアの状態と契約するすべを取得し、ダンジョン資源の供給でいるようになった。しかし契約の術式上コアとの相性が存在し、適合者も土地も限りがある。そのためこの国にダンジョン産業を売りに来たわけだ。」


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