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最弱からの成り上がり物語  作者: 初心太朗
1/3

お父さんとの約束

前作品は初作品で何もストーリを決めてないのに題名でストーリー性を絞ってしまったため詰まったため今回は何も絞らず序盤のストーリーのみ考えたので今作品は心おれないよう頑張ります

幼少期から村の子供たちの輪に入れずいつも家でお母さんに引っ付いていたルージュ

特に得意なこともなかったのでお父さんの仕事を継いで農家になるつもりでいた、農家と言っても大きな土地を持っているわけでもなく村の近くにある畑の一角を領主様にお借りし毎年収穫した量の30%を領主様へ納めれば後はすべて自分たちのものになるので貧乏でもなく裕福でもない生活だったので僕も農家を継ぎのんびりと生活するつもりでいた。

10歳になったのでお父さんに畑の手伝いをすると申し出て毎日朝早くから畑作業をして日が沈むとともに寝る生活をすること2年がたち今では立派に農家の端くれになっていた、そんなある日いつものようにお父さんと畑に向かっている途中村のほうからただならぬ叫び声が聞こえた

「おいルージュ今村のほうから叫び声がしなかったか?」

「うん、僕も聞き間違いかなと思ったけどお父さんも聞こえた?」

「ああ、心配だな急いで村に戻ろう」

「そうだねいそごう」

村に戻るとあちこちでモンスターから襲われている村人の叫び声や助けを呼ぶ声が聞こえた

僕は引っ込み思案で怖がりなのでモンスターを見て腰が抜け尻餅をつきながら逃げようとした、だがお父さんが僕の腕を引っ張り起き上がらせると

「ルージュお前はお母さんを助けて逃げるんだ、俺はこの村では強い部類に入るからできる限りの人を助けようと思う、お母さんを頼んだぞ」

「嫌だよ一緒に来てよお父さん」

「もうお前も立派な男だろいつまでも俺に頼ってないでお母さんを助けてあげてくれ」

「わかったよ。だけどお父さん無茶はしないでね、絶対に戻ってきてね」

「ああ、わかってるルージュこそお母さんと一緒に絶対逃げ切れよ」

それを機にお父さんは近くのモンスターに駆け寄ってクワで殴り始めたので僕はお母さんがいる家に走って向かった、するとちょうどお母さんが家から逃げる準備をしているところだったので、お母さんの手を引き村から逃げるように言って走り出した。

「よかったルージュ怪我はないかい?」

「大丈夫だよお母さん逆にお母さんこそ大丈夫?」

「ああ、大丈夫だよ」

「ならすぐに村から離れて町のほうまで逃げよう」

「お父さんは?」

「お父さんはなるべくほかの村人を助けるからお母さんを頼むって言ってから分かれたから後から合流すると思う」

「そうかい(あなた、生きてまた会いましょう)なら行こう」

「うん」

それから僕とお母さんは村から出て町に向かって逃げた途中で他の村人の人もいたので一緒に逃げた

町に着くと門番さんに事情を説明すると領主様に取り次いでくれるとのことだった、そして僕たち村人は一度領主様の屋敷に案内され一時屋敷の離れで生活させてもらうことになった

その後領主様は冒険者を雇い村に討伐隊を送った



数日後



村のモンスターの駆除それと町に逃げなかった村人の保護、村でモンスターに殺された村人の埋葬などをして町に戻ってきた

村の近くで保護された村人の話によると僕のお父さんは村人を救うために何体もモンスターを殺したが最終的にモンスターに殺されたとのことだった

それを聞いた僕は悲しかったがなぜか涙が出なかった、たぶんあの日村を出て町に避難した日にお父さんが来なかった時点で薄々考えていたからだろう

お母さん大丈夫かな?と思ったが悲しそうにしているがやはり僕と同じで涙は流していなかった


一度村に戻ることにしたお父さんのお墓を見に行くのと村に戻って村の復興をしないといけないからだ、今年は畑の利用での税金はかからないとのことだったので早く村に戻っていつも通りの生活を取り戻すことに必死になった

町でお父さんが死んだことを聞いた日は涙が出なかったがお父さんのお墓の前に来ると気づいたら大粒の涙がいっぱい流れた、横でお母さんも同様にいっぱい泣いていた、最後にお父さんと約束したお母さんを守るためにこれから強くなろうと心に決め立ち上がった

家の様子を見て修繕しないといけない箇所の確認と、領主様にお借りしている畑の確認をしたのち町に戻り村の生活に戻ることを門番さんに伝え数日間領主様の屋敷をお借りしたお礼を述べ村へ歩いて帰った

更新時間は0時です

更新スペースは仕事しているので頻繁には更新できないかもしれません

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