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魔王になっても  作者: 暴虐の納豆菌
第1部1章 《最強のヒト》
29/37

第27話 決闘前

ブクマ100突破!おめでとう、俺!みんなもありがとーう!!


ちなみに、相変わらずの出たとこ勝負なので書き溜めは無い。出来た先から投稿しまくる。お陰でまったく考えてなかった決闘の展開に悩んでかなり時間をかけてしまった。


それはそうと、この小説の過去話見直してみたけど、思わず悶絶する位酷い出来でしたね。



『レディ〜ス・アーン・ジェントルメーン☆……あれ?これちょっと違うかな?………そんな事はどうでもいい!


さぁさぁ!お集まりの紳士淑女の皆様!最早アイリーン英雄学園お約束!上級生に見世物にされる〝新入生最初の決闘騒ぎ〟を起こしたのは、意外や意外!!

『Sクラスの落ちこぼれリュミエル』VS.(バーサス!)『アロン王国の公爵家最高の剣術家セイラン・レーヴァイン』だぁー!!!』


「「「ワァーーーー!!!」」」



元気な司会の声が聞こえる。歓声がちょっと煩い。


上級生下級生関係なく、新入生最初の決闘は盛り上がるらしく、大規模なものになりやすい、らしい。司会とかが付いてきたのはそのせいだ。本来ならば決闘はもっと個人的な形で済ませるらしい。でも、新入生最初の決闘はその新入生の実力を見せる初めての場所というのと、単純に私がSクラスに入ったのが気に入らないという上級生下級生問わず一致した意見により見届け人が増え、今宵はかなり盛況になっている。



「すまないな。もうちょっとひっそりと済ませたかったが、流石に『Sクラスの生意気の鼻をあかす瞬間を見たい』との声を抑えきれなかった。許すといい」


「えっ、何?私ってそんなヘイト集めてんの?」


「君は少しこの学園における『Sクラス』という名誉を自覚したほうがいいな。Sランクともなればその力は一騎当千。護国の要ともいっていいのだよ。ま、流石に《司書》とかいう化け物共には劣るが」


「ほえー」



私は逆に、そこまで言わせるSクラス相手に化け物扱いされる《司書》とやらが気になるのですが。ゲンキちゃんも詳しく教えてくれなかったし。

それはそうと、ゲンキちゃんも最近最初のゲンキが嘘のように冷静だから、そろそろ呼び名を変えようかと一瞬考えたが、どうでもいい事だな。



『なんでも、色々私怨で真っ黒な下級生達の声に応えて決闘はセイランさんが申し込んだとか!いやぁー、完全にとばっちりですね、リュミエルさん』


「「「ぶっころせー!!」」」


『あやや、下級生の方はかなり殺意高いですよ〜。リュミエルさん、Sクラスの癖に最近の活動報告『自滅』しかないですからね〜。これなら、自分の方がSクラスに相応しい!などと言う分不相応な妄言を吐く下級生が後を絶たないようです!この決闘でも『自滅』はしないでくださいね〜☆』


「ほっとけよ……」



やたらノリノリで聞いてない事まで答える司会に呆れる。


私の近況成績が『自滅』ばっかりなのは最近になって許可された《暗黒剣》の練習をしてたからなのだが、言わないでもいい事だろう。


何より、ーーーそろそろ始まる。



迫る決闘の気配にセイランとかいう奴も緊張が隠せない。



『では、これ以上言葉を交わしても蛇足にしかならないので、そろそろ始めたいと思いまーす!司会、解説は私、鹿島美加子(かしま みかこ)でお送りしまーす』


かし……!お前、プレイヤーかよ!?……いや、転生者か!?それとも偶然!?かなり日本人っぽい名前だな!!



『それでは!レディ………ゴぉーー!!!』



いきなりの(私にとっての)爆弾発言に動揺したが、決闘は決闘だ。ここからはーーー



ーーー本気で行く。

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