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魔王になっても  作者: 暴虐の納豆菌
第1部序章 入学まで
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第17話 兄弟疑惑

更新空いてすみません。

言い訳はしない。サボってた。

多分、これからもこんな事あると思います。



「オレの名前はリンディ。Sクラスの教師をする事になっている。よろしくな、二人とも!」


「よろしくお願いしまーす!」


「……お願いしますです」



教室に入ってくるや否や教壇に立ち、そう言って来たのは猫獣人の中性的な男性だった。

名前も女性名詞だし間違える人多そうだが、騎士礼服に身を包んでいただけで結構な人がスルーしてたので、中世ファンタジーの騎士に偶にある『男しかなれない』という設定があるのかもしれない。考えすぎかもだが。


それにしても、Sクラスに女性が多いのは何か理由があるんだろうか?



『女性は潜在的に魔力が高いですからね。戦略級ほどの大規模能力になると魔法が大半を占めるので、基本魔力が多い女性が多くなるのでは?』



えっ、マジで?俺、バリバリ近接型なんですけど。



『オリジナルのリュミエルのスペック的にも戦術的にも普通は広範囲殲滅型の魔法使いになるはずが、どうしてこんな事に……』



いやー、ヒムちゃんの炎が使いやすくて、触れたら燃え尽きるまで消えない炎とか持ってたら、魔法で炎飛ばすより、直接殴った方が早いし簡単というか……。



「さて、お前らー、厳重監視対象に警戒するのはいいが、自己紹介はちゃんとしろよー。せめて名前だけでも言っとけ」



あ、そういや自己紹介の途中だった。

リンディさんがそう言うと、渋々ながら声が上がる。



「ココロ・オラシオンです」


「リク・ヒムヤだ」



金髪のケモミミ少女と好青年が答える。ヒムヤ?どっかで聞いたような。


あっ、ヒムちゃんか。………兄妹?



「兄です」



小声でヒムちゃんが答えてくれる。兄かー。それにしてはヒムちゃんに対してそこまで反応ないけど。



「私は昔と外見が違うから……。瞳は『魔性』を示す紅色になったし、髪も色素が変色して銀髪になった………多分悪魔の力を使いすぎた弊害かと思う、です……」


「でも、それだけでわからなくなるものかな?」


「……面影はある。だけど、確信に至るほどでは無いのではないかと。………あまり交流もなかったですし」


「ヒムちゃん、思ってたけど無理に敬語使わなくていいよ?」


「……無理じゃなくて、緊張してるのですよ」


『兄弟疑惑という特大のスクープを横に置いて、口調を正すだけとか、相変わらずノリで生きてますねー』



うるさいやい。

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