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王弟が愛した娘 —音に響く運命—  作者:


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何故か置いてある指輪

何故か置いてある指輪

「殿下、これは何ですか。」

テーブルの上に並んだ宝飾品を見て真顔で聞いたのはクシェルだ。

「宝飾品だな。」

「それは分かります。私が言っているのは"これ"です。」

クシェルが指差したのはテーブルの上に並んだ宝飾品で唯一の指輪。

「まさかこれを身に付つけさせるつもりではありませんよね?」

指輪など付けて登場させたら最早愛人ではなく婚約者にでもなってしまう。

「いや...流石にしない。」

「なら何故買ったのです?」

「....分からん。」

「分からないと?」

「選ぶのに苦労していたんだ。瞳の色に合うと思って気づいたら買っていた。」

並ぶ宝飾品を見ながらどれを買っても違う姿が見えて選び切れずにいた。

『こちらの指輪なんかも最近人気で若い女性は喜ばれますぞ。』

普段商人の口車になど乗らないレオだが、エメラルドの色を見た時、セラの細い指に嵌ったのを想像して気づいたら買っていたのだ。

「...我が主がここまで愚かとは思いませんでした。」

「....不思議と反論する気にもならん。」

「どうするのです?その指輪は。」

「部屋でだけ付けさせるか。」

「セラ様は殿下のどこを良いと思われたのでしょう?」

「今日は一段と辛辣だな...」

「今セラ様に渡しても困惑させるだけです。」

「分かってる。冗談だ。結婚した暁に渡すか。」

渡す日など来ないかもしれない。だって結婚の時はもっといい物を渡すのだから。

「そうしてください。」

呆れたクシェルは付き合っていられないと言う様に、書類を差し出した。

セラのことになるとレオが賢かったことを忘れそうになりますね。

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