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王弟が愛した娘 —音に響く運命—  作者:


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水面下の密会

「して、賊の方は失敗に終わったと?」

「どやつかが書状を出したとかでな。まあ構わん。どうせただの余興だ。」

仮面の男が事もな気に言う。

「正直あんな余興は必要なかったように思われるが.....姿を晒し、危険の縄を渡るようなものだ。」

「いや、あれは必要だった。貴殿は分からなくて良い。」

「ふむ.....貴方の目的が分かりませんな。私のように戦争....というわけでもないようだ。」

「知って何が出来る?私は戦争を起こすように尽力しよう。そしてそのコアルシオンの宝石とやらを渡してくれればいい。」

恐らく、興味がない。この男には戦争にも、自分にも興味はないのだ。

「そんなものでいいなら構わんがね。焦って功を急がんことだ。」

「急いでなどいない。もう.....10年だ。」

その意味を知ろうとは思わなかった。


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