表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
王弟が愛した娘 —音に響く運命—  作者:


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

182/209

その手は、自分だったはずなのに

その手は、自分だったはずなのに

手を、差し出すのは自分のはずだった。ドレスを褒めるのも、甘い顔をするのも。何故、それを自分の友がやっている。セラも照れたりはしていないものの素直にその好意を受け入れている。その手を、振り払って欲しかった。そんなこと、無理な願いだと分かってはいても。

セラが剣を振り回すなど軍国コアルシオンの王にとっては些末なことだろう。

友が、恋人に惚れて行く様子を横から見る地獄は思った以上に心を刺してくる。

「レオも街は久しぶりだろ?」

「ああ。子供の時以来かもな。」

「随分変わってる。楽しみにしててくれ。」

アラは、素直だ。素直なのに、レオの軽妙な嘘を信じない。きっとこれだけ苦しいのはアラにはどこか敵わないと感じている部分があるからに過ぎない。もしセラがアラの魅力に気づいてしまえば――――

王弟と隣国の王。立場で言えば最早アラの方が上なのだ。

新しく変わった街が、レオには魅力的に見えなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ