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暇人の思考
暇人の思考
ダンスでの肋骨の痛みによりしばらく安静の許可をもらったセラは大人しくベッドの上で横になっていた。
というより出てくると怒られるのだ。アシュレイに。
そんなわけで暇を持て余していたセラはぐるぐると思考を回していた。
仮面の男――――恐らくアイルデールだろう。その男の目的とはなんなのか。
開戦が目的かと思われた。それにしては決定打に欠ける行動ばかり。コアルシオンにいるという開戦派の宰相。
どうにもこの2人の目的が違うように感じるのだ。
最終的にあるのは開戦が目標だろう。今も巷ではコアルシオンがレオを狙ったとの歌が流れカルディア内ですら開戦ムードだ。
これでは王も頭が痛かろう。
ゆっくりと、起き上がるとやはり痛む肋骨。まとまらない思考に一旦散歩にでも出ることにする。
アシュレイになんと言い訳して外に出ようか――――
のそのそとベッドから出て、今度はそのことに頭を回していた。




