6話『ようこそ我が家へ』005-006
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ジュースとお菓子が並んだテーブルを囲む三人。
野宮「ーーにしてもキタサンの方向音痴は困ったもんだね」
大木「まあでもキタサンと知り合えたのはそのお陰なんだよな」
北川「うっ…」
○三人の回想・お花見女子高等学校・廊下~体育館(午後)
野宮「理科室そっち」
と、北川の肩に後ろから手を置いて、反対側を指差し。
隣に大木。
北川「(小声キョロキョロ)ええっ」
大木「体育館こっち」
と、体育館から顔を出して手招き。
下にはのんべえの顔。
北川「(小声)あ…ありがとう」
三人の回想おわり。
野宮「(ニコッ)何かそばで見てないと危なっかしくて」
北川「(赤面)あ…ありがとう」
大木「ーーさてと 少ししたら次はウチん家だな」
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6
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〇大木家・全景~玄関前
ーー大木家全景。
北川「のんべえ家からホント直ぐだな」
北川、片手に紙袋。
野宮「うん…それにしても大ちゃん家はいつ来ても普通だわ」
大木「悪かったな!」
双子達「ねーちゃん帰ってきた!」
と、双子達(妹)が玄関から掛けてくる。
双子達「あー! のんべえがいる! モノマネやってー!」
野宮「富士山!」
と、がに股で両腕を頭の上で三角に。
双子達「(小声)えー 分かんないー」
北川「随分なついてるな…」
大木「(呆れ顔)まあアイツとは保育園からの腐れ縁だからな…」




