6話『ようこそ我が家へ』001-002
※【 】セリフは心の声
※改行空白で漫画一コマ(四コマ分)
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6話『ようこそ我が家へ』
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1
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〇お花見女子高等学校・中庭(昼休み)
三人、中庭で昼食。
野宮「そういや日曜の午後って空いてる?」
大木「特に予定なし」
北川「同じく」
野宮「じゃあさ 家庭訪問しようぜ!」
大木「えっ マジかよ!?」
北川「私はいいぞ」
野宮「副部長の大木君…部長の提案に不満でも?」
「会計の北川君は了承しているぞ?」
大木「いやウチらは近いけど キタサン家だけ離れてるだろ?」
「(小声)行ったことないけど」
北川「じゃあ家からバス出すか?」
二人「バス!?」
背景に、行き先が『家庭訪問』と書かれた大型バスのイメージ。
北川「いや…旅館の送迎バスな」
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2
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〇野宮家(午後)
ー日曜日・野宮家の前ー
バスに手を上げる野宮と大木。
北川「ありがとう飛鳥井 後で連絡する」
と、送迎バスから降りて。両手に紙袋。
飛鳥井「かしこまりましたお嬢様」
ドアの横でお辞儀の飛鳥井。
スーツの上に旅館のハッピ姿。
野宮「ようこそ我が家へ!」
「今日は父ちゃんも母ちゃんも兄貴も みーんないないから」
「ゆっくりしてって」
北川「お邪魔します」
と、紙袋を渡して。
大木「あれ? キタサンって通学でウチらと合流するまでは歩きだよな?」
北川「途中まで飛鳥井に送ってもらっている…健康のためにな」
ーー野宮はもらった紙袋を覗いている。




