5話『働くのんべえ』012-015(おわり)
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12
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北川「そろそろ私の会計いいか?」
ーーカゴには豆腐1丁。
野宮「……」
野宮「(不機嫌)…40円!」
フヌッと、手を出して。
北川「(汗)あつかい雑!」
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13
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大木「ウチもいいか?」
ーーカゴには駄菓子1個。
…ピッ。
背景に28円のレジ文字。
野宮「(不機嫌)……」
野宮「お前ら冷やかしか!」
ウガー!
ーー逃げる二人。
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14
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〇お花見女子高等学校・教室(放課後)
ー数日後ー
帰り支度の三人。
大木「そういやバイトは順調か?」
野宮「目標金額が貯まったから速攻でやめた!」
北川「さすがのんべえ いつの間にかゴールしていた」
大木「で…何買ったのよ?」
野宮「何も買ってないよ」
二人「え?」
野宮「父ちゃんと母ちゃんに渡したんだ」
野宮「(ニコッ)結婚記念日に美味しいものでも食べてきなって」
二人【凄くいい話だった!】
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15
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野宮「まあでも後で返されたんだけどね」
二人「え?」
野宮「気持ちだけ貰っとくって」
二人【(泣きながら)涙腺崩壊や!】
野宮「だから昨日ゲーセンで全部使っちゃった(テヘペロ)」
ズザザーとコケる二人。
野宮「(ニコッ)まあまた必要になれば働くよ!」
北川「(コケたまま)さすがのんべえ…」
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(おわり)
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