幻想ミッドウェー戦記 ナチス・ドイツ攻略編 その2
ドイツ軍とアジア連合の衝突がいよいよ始まる
幻想ミッドウェー戦記 ナチス・ドイツ攻略編 その2
開戦以降東ヨーロッパにある中立国ハンガリーでアジア連合とナチス・ドイツの両軍が激突する。
ドイツの第10軍団30個B級師団を率いるネイビス大将は開戦と共にハンガリーに進駐しこれを占領した。
開戦後なので条約上問題は無いが、先に守りやすい場所を取った方が今後の戦いを有利に進める事が出来る。
ネイビスは首都ブタペストを占領後副官以下の10個師団を守備に残し、東方にある要地シグリアに主力軍15個師団を置き簡易陣地と飛行場の建設を始める。
アジア連合軍も行動を開始する、快足を誇るクシャーナ王朝軍10個師団の軽騎馬隊が僅か5日でシグリアに到達し、夜襲を敢行した。
2交代で建設現場に駆り出されていた兵士たちは疲れて眠っていたので夜襲に対応できず大敗してブタペスト方面へ支えきれずに敗走した。
だがクシャーナ朝軍の追撃は徹底していて、何度も敗走するドイツ軍に魔法弓攻撃で痛打を与え続ける。司令官ネイビス大将は耐えきれずスロバキア方面へ逃走していった。
司令官が一部の護衛とで逃走したので、部隊は支離滅裂となったが、ブタペストを守る副官のラナクロス上級中将が何とか砲撃部隊の掩護射撃で追撃部隊を退けた。
ネイビス大将貴下の部隊はこの時点で3分の1を失う大敗北であった。残る10個師団を纏めて合計20個師団でブタペストをよく守ったが、敵はおよそ3倍の軍である。
日本空軍が全面的に支援しているので飛竜改Ⅱらの強烈な爆撃で主力の戦車部隊の大半が損傷した為、ラナクノス上級中将も支えきれずにブタベストより後退する。
ドイツ軍はフレスブルグ迄何とか後退していった。逃走したネイビス大将は逃亡罪で告発され軍事裁判を経て銃殺刑に処された。
アジア連合軍はハンガリー王国を占領し2か月後スロバキア方面へ侵攻を開始した。
スロバキア方面にはジークムント・スタルヒン上級大将が率いるドイツ第5軍団A級30個師団とキールヘルト・クンズフ大将率いる第5航空集団1万余機が配備されていた。
オーストリア方面にはメルボルグ・マンシュタイン上級大将率いる第6軍団A級30個師団とフライノリス上級中将率いる第6航空集団1万余機が配置されていた。
敗走したドイツ第10軍団25個師団はスロバキアの後方軍に配置され補給を充分に行い次の敵の侵攻に備えさせた。
いよいよドイツ主力軍とアジア連合の主力部隊が激突する。
アジア連合軍は航空戦力がやや不足していたが、日本空軍がその穴を埋めていた。
ドイツ軍の先鋒は挫かれたドイツ主力軍はスロバキアとオーストリアで敵を食い止める。