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幻想ミッドウエー戦記    作者: 明日ハレル
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幻想ミッドウェー戦記 ナチス・ロシア攻略編 その8

バイエルライン上級大将は1昼夜の攻防で第2陣を守り切った。ただ戦いはまだ続く、敵に挟まれた状況を改善できなければこのまま軍は磨り潰されるだろう。

幻想ミッドウェー戦記 ナチス・ロシア攻略編 その8


8月24日深夜から翌朝にかけての蜀王国軍の猛攻を防ぎ切ったバイエルライン上級中将は疲れた顔で皆ご苦労だった。


幸い敵の総攻撃を防ぎきれた。敵方もかなりの損害を負ったので、暫くは攻めてこれないだろう。この機会に兵を休めて防備を固めるのだ! オー!


兵たちは将軍の演説に歓喜し怒号を張り上げた。是で大分士気は上がっただろう、20万余の戦力も補給部隊の兵2万余を加えても18万余迄減少してしまった。


これから苦しい戦いが続きそうだし士気の維持はこれからの戦闘においても重要な事である。ただ負傷兵も3万近くいて戦力は低下していた。


現在第2陣を守るドイツ軍は第1陣を占領する蜀王国軍と第3陣を奪取したモンゴル軍に挟まれ危機的な状態に陥っていた。


流石に蜀王国軍も強襲で6万近い兵を失い4万余が負傷したので、1個軍が失われた状況で部隊の再編成がどうしても必要で、一旦後方へ後退していた。


8月25日

第4陣にいたロソアの猛将グズネッソは10万余の部隊より8万余を選抜して次の日の早朝より第3陣に攻撃を加える。第5陣のネナド将軍率いる部隊も援護していた。


第3陣にはキルギスの部隊10万余を加えて20万余の部隊が陣取っている、ただ彼らも敵の動きに合わせ陣の後方で左右に分かれて布陣していた。


第4陣を守るロシアの猛将グズネッソは10万の兵より勇猛な8万余を選び翌朝より第3陣へ攻撃を加えてきた。


第5陣の軽装甲師団を率いるネナド将軍も5万余を繰り出し応援に向かっていた。


T-34・35を中心としたクズネッソの戦車部隊部隊1千両はモンゴルの軽装甲車両を蹴散らし、城壁に迫っていく。


しかし、キルギスの魔法士部隊が陣内に留まり物理防御のシールド魔法鵜を展開する。


ロシア軍の戦車隊の砲弾はシールドに弾かれて前を走る戦車に命中する自身の砲弾を受けたら自爆であろう。前を走る200両ほどが自身の砲弾で吹き飛ぶ。


先頭付近にいたクズネッソ将軍も戦死してしまう。この為ロシア軍は乱れた!


其処へ後方の左右よりキルギス諸国の弓騎馬隊が魔法弓で攻撃してくる今回は℃500度の高温になる火の魔法ファイヤーアローだ。


ロシアの戦車隊は魔法攻撃を食らい戦車が次々と炎上していく、戦車は構造上後方にエンジンと経由タンクがある事が多いので後方からの火責めには対抗できない。


戦車を含む2千両の車両部隊はほぼ壊滅する、後方にいた歩兵部隊も大損害を受け第4陣へ後退した。クズネッソの副将ゴナロ将軍が部隊を纏めると3万近い兵を失った。


2万近い兵も負傷していた第4陣のロシア軍は半減してしまった。是では第4陣も守れないのでロシア軍はゲルド上級大将の許可をもらって第5陣へ後退した。


勿論第4陣は焼き払い敵が使えない様にしていた、更に第2陣を守っていたバイエルライン上級中将も蜀軍が再編成の為後退した隙に第6陣へ帰還していた。


8月27日丁度第4陣のロシア軍が第3陣のモンゴル軍を攻めたので遠く迂回して第6陣まで戻ったのだった。


だがこれで簡易の第5陣にロシア軍12万余と負傷兵2万余が残るのみだ。


8月27日

第6陣のゲルド上級大将は東方の都市カザンより新たな敵軍が接近の情報があり、第6陣の守りをバイエルライン上級中将以下18万余に任せてモスクワへ向かっていた。


8月28日トーキン大将もハリコフよりモスクワに向かったので、ハリコフの守りは第5陣を破棄したネナド少将が12万余の兵で3つの陣の守りに付いた。










何とか敵の隙をついてハリコフの手前にある第6陣迄後退で来たが、これからが苦しい戦いの始まりとなる。

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