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幻想ミッドウエー戦記    作者: 明日ハレル
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幻想ミッドウェー戦記 ナチス・ロシア攻略編 その5

蜀王国軍を率いる経験豊かなの王泉はハリコフ攻略に取り掛かる。

幻想ミッドウェー戦記 ナチス・ロシア攻略編 その5


蜀将王泉は集めた情報からナチス内のドイツ軍とロシア軍は連携で問題があるようだ。


ドイツ軍の将軍はロシア軍の将を無能呼ばわりし、重要な部分をドイツ軍が専有していた。


この辺を突けば敵の守りを突き崩せそうだとして、奇襲が上手いモンゴル軍に捕虜となったドイツ軍の制服を渡し、夕方闇が迫る中補給部隊の一部に変装させ奇襲する。


蜀将の王泉は侵入しているスパイ達からの情報を集めているうちに如何やらドイツ軍とロシア軍の将軍同志は仲が悪く。ドイツ軍がロシア軍の将軍を見下しているようだ。


特にハリコフ防衛司令官トーキン大将とゲルド上級大将の仲が悪くお互いに合う事を出来るだけ避けているようで、トーキン大将はハリコフ市内の防衛司令部から動かず。


20万の精鋭を南門に10万余、東西の門に各5万余を配置して守りを固めていた。


ゲルド上級大将は1番目の重要な防御陣地にドイツ軍20万余とで籠っていてこの場所から動かない。


二人の守る場所がハリコフの最終防衛ラインであり、ここを抜かなければハリコフは落ちない場所であった。


そして両名はそこから動かずに配下に命令を下して、ハリコフの防衛を務めようとしていた。


このように一つの戦場に二つの命令系統が存在することは軍事的にはあり得ず戦局を混乱させる。別の場所をそれぞれが守るならば其れで良いのだがこの場合は困難だ。


今回は一つの防衛拠点を二つの軍が守ることで起こる悲劇か喜劇かという意味合いがある。


6個ある陣の内6番目の簡易陣は蜀王国軍の素機関王泉が占領した。更に王泉は涼王国軍に後方に新たな防衛陣地を作る事を依頼し、先へ進む。


5番目の簡易陣はドイツの勇将バイエルライン上級中将が指揮する15万余の精鋭が守っている。


4番目の簡易陣はバイエルライン上級中将の副官の一人が5万余の戦力と補給部隊2万余で守っていた。


3番目の簡易陣はロソアの猛将グズネッソが10万余の戦力で守っていた。


2番目の簡易陣には敗退したロシアのネナド将軍率いる7万余の軽装甲師団が守っていた。


1番目の重防御陣地はゲルド上級大将が20万余の部隊で守っていた。


王泉は幕僚を集め何処に一番スキがあるか検討する。


新位参謀長がネナドの部隊でしょう一旦敗れて士気は落ち戦力も少ないので叩きやすい!


武将の馬越もロシア軍の兵は生真面目なドイツ軍と違っていい加減なものが多いので隙はあるでしょう。


参軍の高倫はただゲルド上級大将の陣が近いので敵の援軍がすぐ来る危険性もありますと指摘した。


武将の家員が今はドイツ軍の勇将バイエルライン上級中将の部隊が問題です。4番目の陣を奇襲しましょう。兵士の数も少ないようです。


副官の王望がドイツ軍をけん制しつつ、ハリコフの東西の門を蜀軍の主力部隊で攻めましょう。猛将たる王望の単純な攻め方だ。


皆の意見は出そろったようだ!”後は王泉の決断に掛かっていた!










皆さんも一度どの陣を奇襲すれば上手く勝てるか?推理して見て下さい。

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