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幻想ミッドウエー戦記    作者: 明日ハレル
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幻想ミッドウエー戦記 第1章 開戦編ーその1

いよいよ明日より強大なアメリカとの戦争が始まる。アジア連合の戦力はアメリカ・イギリス等より上になっている、負けはしないが勝ち抜くにはかなりの幸運も必要になってくるだろう。

幻想ミッドウエー戦記 第1章 開戦編ーその1


10月15日が暮れて行くこの日を境に日本は世界大戦へと突入する。


連合艦隊司令長官古賀大将は横須賀司令部の仕官食堂でしみじみと参謀長の山口多聞中将と二人で飲み明かしていた。


これで日本は大きな戦いに巻き込まれる、如何に敵の策に乗ったとして、


日本は勝てるだろうか?山口よ。


もう酔われたのですか?


長官がそんな弱気で如何するのですか?


戦いは必勝あるのみ!


敵の戦力は航空戦力が少ない、先に空母を叩ければ充分こちらの方が戦力的にも優勢です。


後の先です。先に敵に打たせてこちらが受ける。こちらのパイロットは若手中心ですが優秀ですよ。(全てのベテランは本土にあって若手を鍛えていた。)


恐らく猪突猛進のハルゼー提督は新たに占領したウエーク基地に先制攻撃を掛け様と突進してくるでしょうね。それを待機している潜水艦部隊と浮遊機雷で始末します。


更に敵のミッドウェー基地は夜間攻撃でこちらの爆撃隊が攻撃を加えるのでおそらく2日間程で無力化されるでしょう。


残るは敵の戦艦部隊だけです。土佐以下の主力部隊で撃滅できます。


わが軍の主力戦艦や巡洋戦艦などのレーダー射撃の練度は私が見ても大げさではありますが神の域に達しています。


世界中のどの海軍も勝てないでしょうね。相手が気の毒なほどな精度で敵艦隊をせん滅して行くでしょう。


何の心配も要りません。何度も訓練やシュミレーションで確認したはずです。


そうは言うがの、それ程上手くいくとワシにはとても思えんのだ。


大丈夫ですよ。明日以降に判ります。


長官も明日に備えてもう休まれてください。


そう言って山口は古賀に肩を貸して長官室まで運んで言った。


大分酔われていたな、酔うと如何しても弱気の虫が出て来る。


普段は問題ないのだが、もう少し強気でいて欲しいと山口は思っていた。


強気でいけいけどんどんの山口と、おっとり気味の古賀長官のコンビは有名である。


既にアメリカ艦隊は日本が張り巡らせた大いなるワナに飛び込んでくる。


開戦初頭で敵の主力艦隊を殲滅させ、ハワイを取る。


これで太平洋の戦局はほぼ決まる。


ハワイを取ってしまえば今後アメリカは取り返すために大艦隊の建造に血眼になる。


大分時間を稼げるし、上手く行けばパナマを攻め占領し、東海岸のアメリカの主要軍事施設をを攻撃できれば世界の命運が日本に握られる。


そこまで行けるかわからないが、謎の科学者?軍人?である自称雪風大吾元帥達の援助で我々は此処まで来れたのだ。


日本は知らなかったが地球は紀元前よりオリオン椀にあるミュール系のゴーグル公国の援助を受けていた。


地球には大昔地震で海底に沈んだムー帝国の物語が残っていた。実際には宇宙戦争のトバッチリで滅んだのであるが、このムー帝国の子孫が日本や台湾に多くいたのだ。


この滅んだムー帝国(実際は侯国)の調査でゴーグル公国の調査団が地球に飛来し、国民の遺伝子を調べ邪馬台国らをムー侯国の後裔と認め、日本諸国への援助を了承した。


その為にゴーグル公国の将軍であり冒険者でもあるステイック・ファルトナー(日本名雪風大吾)の部隊が派遣されてきたのだ。


彼らは普通の人類とは違って数千年は生きる、タイム・スリープを繰り返しながら地球を援助していた。


雪風大吾元帥らの指導で革新的な国家建設を100年前から開始し、今やアメリカに匹敵する強大な国力の国になっていた。


時間が経つほどこちらには有利だ。



アメリカの準備が整はないうちにハワイ周辺を取れるかがこの戦争の帰すうを決するだろう。如何に日本最強の名将たる山口多聞は戦うだろう?!

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