幻想ミッドウェー戦記 アメリカ東海岸攻略編 その8
流石にアジア連合内でもアメリカの戦力を有効活用すべしとの意見が多く出され、特に日本内部でもその意見はもっともだと言う事で、アメリカの再建を兼ねて艦隊の再編成が行われた。
幻想ミッドウェー戦記 アメリカ東海岸攻略編 その8
1945年1月
アメリカ軍の中堅将校の中よりの能力のある提督候補の将たちが選ばれた。
機動部隊司令官としてA・C・キンケイド・少将(戦死したキンケイド中将の甥)、J・C・マケーン少将、J・J・クラーク少将の3名が選ばれた。
艦隊司令官としてD・J・キャラガン少将、A・S・メリル少将、A・E・モンゴメリー少将ら3名が加わった。
水雷戦隊指揮官としてC・H・ライト少将、C・A・ロックウッド少将、A・バーク大佐の3名が選ばれた。
空軍には歴戦のケニー中将の元にJ・w・リーブス少将、A・W・フォード少将、F・C・シャーマン少将らが加わった。
陸軍には勇猛なパットン中将以下将の数は多かった戦死したものが少なかったせいもある。
1月15日彼らを中心に機動部隊が編成された。
第1任務部隊 司令官キンケイド少将
エセックス級空母4隻(バンカーヒル フランクリン レイテ ワスプⅡ)カボット級軽空母4隻、アラスカ級巡洋戦艦4隻、ウイチタ級重巡洋艦4隻、 クリーブランド級軽巡洋艦4隻、オマハ級軽巡洋艦8隻、ファラガット駆逐艦16隻、護衛駆逐艦16隻
航空戦力約600機
第2任務部隊 司令官マケーン少将
エセックス級空母4隻(イントレピッド、スワニー、エンタープライズⅡ、サラトガⅡ)
カボット級軽空母4隻、アラスカ級巡洋戦艦4隻、ウイチタ級重巡洋艦4隻、 クリーブランド級軽巡洋艦4隻、オマハ級軽巡洋艦8隻、ファラガット駆逐艦16隻、護衛駆逐艦16隻、航空戦力約600機
第3任務部隊 司令官モンゴメリー少将
アイオワ級戦艦8隻カボット級軽空母8クリーブランド級軽巡洋艦8隻オマハ級軽巡洋艦8隻ファラガット駆逐艦16隻護衛駆逐艦16隻 航空機約400機
第4任務部隊 司令官角田潤一中将
土佐、加賀、長門、陸奥(5万5千トン46センチ連装砲4基装備に強化改造)伊勢、日向、山城、扶桑(4万8千トン40センチ連装砲4基装備に強化改造)戦艦8隻、高島級護衛空母8隻、生駒級重巡洋艦8隻、音無し級軽巡洋艦8隻、秋月級防空駆逐艦16隻、特型駆逐艦24隻、赤松級護衛駆逐艦24隻 航空機448機
後続する輸送部隊
龍田級旧式軽巡8隻、松型護衛駆逐艦32隻、海防艦32隻、掃海艇16隻、1万トン鶴木先級給油艦24隻、弾薬輸送船24隻、物資輸送船36隻、大島級護衛空母4隻 航空機112機
第5任務部隊 司令官加来勇雄中将(戦力は2個護衛隊即ち第9・第10護衛隊、副将として林少将が配置されている)
竜翔級軽空母8隻、高雀級軽空母8隻 生駒級重巡洋艦16隻、天塩級防空巡洋艦16隻、秋月級防空駆逐艦48隻、特型駆逐艦48隻 航空戦力1216機
全ての艦がアメリカ軍に偽装している、通信も英語で行われアメリカ軍の士官、兵も見える部分で配置に付いていた。
経験の少ない艦隊司令官が多いのでアジア連合軍の将軍や上級将校が司令官、参謀として赴任していた。
第1任務部隊は青木智久中将が第2任務部隊は岡田闘志中将が第3任務部隊は志摩忠雄中将が指揮を執る。
5個任務部隊で航空戦力は凡そ3200機に達する。戦艦16隻を有する強力な部隊だ。
艦載機はアメリカ空母にはF6F,ヘルキャット、SB2Dドーントレス、TBFアベンジャーに統一された。
日本側は従来通りでアメリカ式の国旗が変えられている。3式戦闘機陣風、3式爆撃機陣星、3式雷撃器陣山と新雲偵察機が配備されていた。
ナチス・ドイツとの決戦は近い日本軍よりも一部戦力の抽出を行いアメリカ東海岸に於いて5個任務部隊が編成され練度を上げる為猛訓練が行われた。




