幻想ミッドウェー戦記 アメリカ西海岸攻略編 その10
日本軍の勢力が南栄から中米に及んでいく。白人ではないとの人種差別で彼らは虐げられていたのだ。
ただ強大なアメリカの国力に対抗すべきもなく彼らはじっと耐えていた。
幻想ミッドウェー戦記 アメリカ西海岸攻略編 その10
一方パナマ運河攻略部隊はパナマ攻略後外交的な圧力で既にキューバやドミニカ等をアジア連合に引き込んでいた。
南米諸国にもドイツに靡くチリやベネズエル等もあるが、ブラジルやアルゼンチン、ペルー等アメリカの圧力で虐げられていた国々はアジア連合に進んで参加していく。
外務省の活躍でボリビア、エクアドル、コロンビア、ウルグアイ、パラグアイ、パナマ、コスタリカ、ホンジュラス、グアテマラ、メキシコが参加する。
翌年には親日国ブラジルを盟主として南米連合も発足した。
5月2日
日本軍はプエルトリコを占領して、港を整備し、飛行場を拡充して基地を建設し、海軍の第23・24海兵旅団が駐屯し、守りを固める。
6月10日
第21・22・23機動部隊が主力となりバミューダ諸島に攻撃を加え、是を陥落させて海兵第25・26旅団が駐屯する。
プエルトリコやバミューダにも空軍の航空機が運ばれて組み立てられ、新兵を中心に訓練が行われた。
パイロットは南米各地から集められアジア連合の部隊として組み込まれる。
後に彼らが南米連合を支える先駆者たちとなるのだ。
残念ながら主力戦闘機は1世代前の鍾馗Ⅱが配備された。鍾馗と言えどもF6Fと互角以上に戦える強力な戦闘機だ。
日本軍は南米連合や東南アジア連合、アフリカ連合等には最新兵器を提供するわけにもいかず、1世代前の武器や同盟国でライセンス生産された武器を提供した。
プエルトリコやバミューダには空軍が配備され、主力戦闘機は日本でお古となった鍾馗Ⅱや新風Ⅱが主力となり、爆撃機は省山(海軍名新竜双発爆撃機)が中心だ。
7月よりアメリカ東海岸への夜間爆撃が行われる。
アメリカもP-50ブラックウイドウやP-38N等を繰り出し対抗してきた。
日本軍はいよいよ東海岸への攻撃を準備する!




