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幻想ミッドウエー戦記    作者: 明日ハレル
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幻想ミッドウェー戦記 アメリカ西海岸攻略編 その7

アメリカ軍の西海岸に思わ於ける航空戦力と海上戦力である3個任務部隊はほぼ壊滅した。

幻想ミッドウェー戦記 アメリカ西海岸攻略編 その7


3月27日が暮れていく、サンディエゴ海軍基地の沖合では3個の任務部隊が壊滅し、


エセックス級空母フランクリンとレキシントンⅡ、カボット、プリンストンは未だ炎上していた。


エセックスとヨークタウンⅡ、カボット級軽空母6隻は沈んだようだ。


アメリカの護衛艦隊はほぼ壊滅しており、ただ沈んだ艦艇の人々が海に揺れながらそれらを眺めていた。


水雷戦隊と護衛部隊の音無し軽巡洋艦と赤松級護衛駆逐艦、海防艦、掃海艇、駆潜艇等が総出で沈没した艦から脱出した人々を救助していた。


軽巡洋艦から発進した水上偵察機が星弾を落として救助作業を支援している。


炎上していた空母は放水で消火され、軽巡洋艦が曳航してハワイまで運んでいった。


折角の新造艦だ修理すれば使えるので遠慮無く使わせてもらおう。


現状では日本はかなり国力を強化していたが、本国のみではまだアメリカの40%程しかない。


台湾や朝鮮、南洋諸島、海南島、香港、マカオ等の直轄領を含めて50%ぐらいであった。満州国とルト共和国、モンゴル共和国を加えて70%ぐらいになる。


アジア連盟の5国を加えれば160%ぐらいとなりここでアメリカ・イギリスを上回る国力となる。


敵の鹵獲艦も有効に使わなければ国力で日本を上回るアメリカに対抗することは容易ではないのだ。


ただアメリカは戦力を分散していたので、日本軍は1点集中で敵の太平洋艦隊、次に増援に来た大西洋艦隊、更に今年完成した艦隊と各個撃破していたにすぎないのだ。


翌日より敵の西海岸んに残る残存戦力を徹底的にせん滅していく!


4個機動部隊と4個護衛隊が活躍するだろう。その航空戦力は4千機に達していた。


海神以下の待機部隊も凡そ2千機の航空戦力がある。


空軍と陸軍もハワイに戦力を待機させている。上陸作戦後に防空戦闘機を先に進出させて、制空権を確保後後続の爆撃部隊が新たに投入される。


泰山超重爆撃機は秘密兵器なので昨日のみの出撃である。昨日は電波妨害でアメリカ側もこちらの詳細を掴むことはほぼ出来なかっただろう。


ただ64機の超重爆撃機の爆弾梁640トンは膨大な量であり、3式艦攻陣山が1トン爆弾を積んで水平爆撃を行うとしても640機が必要となる。


半数としても320機が出撃する必要があった。陣星艦爆も1トン爆弾を搭載できるので、艦攻・艦爆合わせて640機の攻撃隊を送れば良いことになる。


正規機動部隊は大型の3式艦爆・艦攻を搭載できるが、護衛部隊はやや小型の1式艦爆・艦攻である新星・新山となり、爆弾搭載量は半分の500キロ爆弾となる。


艦攻は800キロ長魚雷となる。新山は1トン爆弾は積めない。不可能ではないが機体に無理がかかり安定した機動が出来なくなる。


3月28日

やや電波妨害も緩くなり、アメリカ側もレーダーの使用も何とか可能なレベルとなる。


ただ日本軍は手を緩めない!早朝より敵の飛行場へ猛攻を加えていた。流石にアメリカ軍は日本軍の攻撃後に重機を使って飛行場の大きな爆弾跡を埋めていた。


日本軍は新雲偵察機がこれらを確認し、再度飛行場と付近に退避していた重機にも攻撃を加える。


飛行場は破壊され以前より穴ぼこばかりとなり、残念ながら飛行場の再建を行っていた民間人も重機と共に爆弾に吹き飛ばされた。


終日飛行場や陸軍・海軍基地・通信施設、航空機製造工場、自動車・戦車工場、発電施設、鉄道、送電施設等が次々と破壊され国民は電気も付かず眠れぬ夜を過ごしていた。

















後は海岸線を守る防衛陣地と陸軍戦力の排除である。

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