幻想ミッドウェー戦記 アメリカ西海岸攻略編 その4
電波障害に乗じて敵への奇襲が成功する。
幻想ミッドウェー戦記 西海岸攻略編 その4
山口参謀長ご苦労だった。雪風元帥が一言掛け次は空軍の大西中将と指名する。
山口が一礼して席に着く。代わって少し太めの大西中将が前に出て行く。
空軍の大西です。我が軍の戦力状況を説明します。
我が軍は泰山超重爆撃機2個大隊512機が4つの飛行場で出撃準備を整えています。
護衛の為に雷天重戦闘機3個中隊48機の8個部隊が護衛のため後続する。
戦闘機隊の数が少ないのはアメリカ国内では夜間戦闘機の配備が進んでおらず、P-50ブラックウイドウの2個中隊36機が試験部隊として東海岸で配置されているだけだ。
P-38の夜間タイプN型36機が陸軍基地で調整中という情報もあるが、今回出て来るとは思えない。パイロットのレベルが低いので発進できても着陸は出来ないと言われている。
ただP-38Nが量産されると航続力が長く重武装のこの機体には注意が必要になるかもしれない。後はパイロットの育成計画の問題になってくる。
空軍の天雷重戦闘機は機種に30ミリ機関砲2基と両翼に20ミリ機関砲4基を持ち重防御の複座重戦闘機で13ミリ機銃では装甲を撃ち抜けず撃墜出来ない構造になっている。
エンジンは金星5型エンジン1650馬力を積んでいるので出力に十分余裕もあり、500キロ爆弾2発を搭載できる。ただ爆弾装備は通常は禁止だ。
泰山超重爆撃機は10トンの爆弾を積んで6000キロを後続できる爆撃機で生産数が現在でも月24機と少ない。
数が揃うのにかなり時間がかかるので無理な戦闘空域には出て行かない決まりになっている。その辺は各司令官各位も承知して頂きたい。
又泰山が爆撃で損傷した場合は海神に一旦降りて修理後ハワイに帰還する要に手配されているので海軍さんにはよろしく頼む。
アメリカ西海岸の占領後は4発の連山(海軍名新撃)を中心に攻撃態勢が作られる。
連山は現在でも空軍には4個攻撃師団があり、パイロットの練度も高いので充分な戦果が期待できる。
(1個航空師団は4個連隊で1個連隊は4個戦隊からなり、1個戦隊は256機 4個大隊となる 1個大隊は64機で4個中隊)
その他軽爆撃機や襲撃機の部隊も編成されている。後は占領地の陸軍さんの防衛に期待する。
次は陸軍の伊達参謀長だ。
空軍の主力爆撃機
3式軽爆撃機 嵐山3型 金星5型エンジン装備(海軍名新雷3型) 双発 乗員4名
最大速度640キロ 航続力3400キロ 爆弾2トン 20ミリ連装機関砲2基(前
後) レーダー・逆信・強化無線機・妨害波発生装置装備
3式軽攻撃機 嵐竜3型 装備同上 爆弾2トン又は魚雷2本
3式襲撃機 襲虎3型 金星5型エンジン 単座 最大580キロ 航続力2400キロ
500キロ爆弾1個 13ミリ機関砲4基 射銃20ミリ2基(下方)
3式爆撃機 連山3型 金星5型エンジン4基 4発 乗員8名 最大速度630キロ
航続力4500キロ 爆弾6トン 20ミリ連装機銃4基 13ミリ連装機銃4基
レーダー・逆信・強化無線機・妨害波発生装置装備
5式重爆撃機 泰山3型 水星3型エンジン6基 6発 乗員12名 最大速度650キ
ロ 航続力6800キロ 爆弾10トン 20ミリ連装機銃4基 13ミリ連装機銃8基
レーダー・逆信・強化無線機・妨害波発生装置装備
初戦で敵の艦隊戦力と地上に待機していた航空戦力は壊滅した。




