幻想ミッドウエー戦記 インド攻略編 その10
次はパナマ運河攻略だ!
幻想ミッドウエー戦記 インド攻略編 その10
昭和19年1月インドとインド洋の攻略が終了した。
日本帝国は3月には新たに編成された艦隊や航空部隊、師団や方面軍、軍集団の錬成が終わり、それぞれが配置に付いて行く。
日本帝国の次の戦略はナチス・ドイツとの決戦であるが、今戦端を開いているアメリカ以下の連合軍との戦いは日本側が有利に展開しているが予断は許さない状況だ。
一度アメリカを徹底的に潰す必要があった。現在のアジア連合の戦力では南北アメリカ大陸を占領もしくは味方に付けることはとてもではないが難しい。
ただパナマ運河を占領して、アメリカ軍の物資の流通を遮断し国力を減衰させる事は有効だと統帥部で決定された。
更に現在開発中の6発の超重爆撃機泰山が4月には2個集団540機余が完成する。
これは10トンの爆弾を積んで6000キロを飛べる長距離爆撃機だ。ハワイよりアメリカの西海岸を夜間爆撃する能力があった。
ただ護衛のため新たに潜水要塞とも言うべき海神1~4それぞれ10万トンも完成し、ハワイと西海岸の中間で爆撃隊と護衛戦闘機隊の援護任務に就く。
海神は10万トンの船体で全長2千メートルの甲板を持ち、2隻で1個の航空要塞として運用され交代で任務に就く。
これらはアメリカとの対戦を予測し、第2段階即ちハワイ攻略後の戦略として考案されていた。
日本帝国は銀河内のオリオン腕中央部を支配するゴーグル侯国の援助を受け、赤道軌道上には16基の防衛要塞と北極圏には8基の攻撃要塞が配置されていた。
防衛要塞は一基凡そ5千億トン~8千億トンに達し、小惑星をくりぬいて作られ強大な防御力を有していた。1基で地球における1年分の食料を生産できる能力を持っていた。
ただ援助は飽く迄1950年代までの知識・科学力に限られ、地球の諸国と対等の国家としての勝利が求められていた。
昭和14年代空冷の金星エンジン3型1350馬力を中心としたエンジンの体系は
昭和16年3月に空冷金星5型1650馬力が完成し、之を元に新鋭機が次々と空技廠で製造されていった。
16年10月には水冷水星エンジン1480馬力が完成し、更に2型1600馬力が正式採用された。
更に昭和18年4月水冷水星3型エンジン2000馬力が完成し、泰山超重爆撃機がこのエンジンを元に完成する。
これよりパナマ運河攻略戦が開始される!
泰山超重爆撃機が完成した!更に海神がそれらを援護する。
海神1~4 基準排水量105500トン 満載排水量164500トン MP-1エンジン搭載
水中30ノット 航続力無限 15センチ3連両用高角砲36基 40ミリ聖級4連装機関砲48基
航空機360機搭載(艦戦160機艦爆80機艦攻80機艦偵40機) 電信・逆信及び超強力無線機装備
ロ号潜水艦16隻搭載 ハ号潜水艇32隻搭載 1型水中翼24基




