幻想ミッドウェー戦記 インド洋攻略編 その3
いよいよイギリスインド洋艦隊と日本第8艦隊の決戦が始まる
幻想ミッドウェー戦記 インド洋攻略編 その3
イギリス艦隊の5隻の戦艦は反航戦で日本戦艦に立ち向かう!
イギリスの軽巡ヘレナ以下重巡2隻は突進してくる日本側巡洋艦4隻に向かって全速で突き進む。
生駒級重巡洋館は20センチ連装砲4基 長10センチ連装高角砲4基を持つ量産型の巡洋艦で船体は部分ごとに建造され最終的にドックで電気溶接で完成する。
これは他の軽空母、巡洋艦や駆逐艦もほぼ同じ製造方法で建造されていて、この方法が格段に速く量産が可能であったからだ生駒級はほぼ1年で建造されていた。
日本側はレーダー射撃が十分に訓練されているのでその精度は明らかに他の海軍よりも高く、それをイギリス海軍もこの海戦で思い知ることになる。
先頭の生駒5005の砲撃で軽巡セレナは20センチ砲5発が命中し、大火災に見舞われ機関部が損傷し速力は10ノットまで低下し、5005の第2射で更に6発が命中し大爆発を起こし爆沈していった。火薬庫に引火したようだ。
2番艦ドーシェトシャーも生駒5006の主砲5発が命中し、運悪く砲塔に直撃弾を受け火薬庫が誘爆して2つに折れて沈んでいった。
3番艦コレンオールも生駒5007の砲弾6発が命中し大破炎上し、速度が15ノットまで落ちる、更に生駒5008の砲撃で7発が命中し大爆発を起こし沈んでいった。
サマービル中将は3隻の巡洋艦が、ただ、敵の数斉射で全滅したことを知り、恐怖におののく、普通ではあり得ない命中率だ。
更に敵の4隻の戦艦が接近してくる。
距離2万4千でラミリーズが砲撃を開始し、敵戦艦隠岐1001の前方150メートルに着弾する。
隠岐1001に城座する五藤中将はアメリカさんよりは少しましかな?
司令官次射でどれだけ修正してくるかで分かりますが、次射があるでしょうか?
此の艦の次の攻撃に耐えられたらの話です。
距離2万となり、隠岐1001の12門の主砲はラミリーズを確実に捉えていた。
五藤中将は力強く(テー)と号令する!
数分後12発の36センチ砲弾がラミリーズに10発が命中し、弾薬庫が誘爆したのかラミリーズは大爆発を起こし爆沈した。
更に隠岐1002が打ち出した12発の砲弾の内9発が敵のリベンジに命中し、リベンジも大破炎上し間もなく火薬庫に火が入り大爆発を起こし沈んで行った。
更に隠岐1003の打ち出した12発の砲弾の内8発がロイヤルオークに命中し、是も同様に沈んでいった。
第1次大戦前後に作られた旧式の戦艦だ。多少は強化されているだろうが真面に36センチ砲弾が多数命中すれば一溜りもない。
クイーンエリザベス級のウオースパイトは改装された分もう少し強力だが第一次世界大戦前に作られた旧式戦艦に変わりはない。
隠岐1004の12発の砲弾の内7発の砲弾が船体を貫き、ウオースパイトも大破炎上する。どうやら機関室が故障し動けない様だ。
マレーヤのみが遅れていたので戦闘には巻き込まれなかったが、目の前で4隻の同僚が敵のただ一斉射でほぼ全滅したのだ。
マレーヤは2本の魚雷を受け、浸水もありこの速度では逃げ切ることは難しい。
無駄に部下を死なすことは貴族の行いではない、サマービルはアッサリ降伏し白旗を上げた。
無線連絡を受けたウオースパイトも白旗を上げ降伏した。
この日イギリスのインド洋艦隊は壊滅したのだった。
イギリスはインド洋の制海・制空権を失った!この時点でイギリス領インドは陥落したと言う事になる。




