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幻想ミッドウエー戦記    作者: 明日ハレル
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幻想ミッドウェー戦記 インド洋攻略編 その1

イギリスはドイツの攻撃を受け本国が危ない中日本海軍をけん制すべくインド洋艦隊を動かし始めた。


イギリスにとってインドを失うことはアメリカがハワイを失う以上に痛手であった。


インドはイギリスに取り富の源泉であり、手放しがたい植民地であった。当時どれだけインド人たちよりイギリスが搾取していたのか分からないが相当なものだったのであろう。


しかし、日本海軍はイギリスの動きを情報部の活躍により察知し、既に第3・4護衛隊が動き始めていた。


一個護衛隊は航空機約600機を持つ、イギリスインド洋艦隊には重荷だろう。

幻想ミッドウェー戦記 インド洋攻略編 その1


昭和18年3月

イギリス連邦はハワイ陥落の危機にあるアメリカを援護すべく、インド洋にて頻発する日本以下のアジア連合の勢力に打撃を与えるべく動き出していた!


2月末現在日本軍はインド洋におけるイギリスのインド洋艦隊が配備されるモルジブの攻略の為,第8艦隊と第11機動部隊、第3護衛部隊、第4護衛隊等がシンガポールに集結していた。


既にスリランカは1940年にイギリスより独立し、ビルマやブータン、ネパールも加わり、日本軍の後押しでインドでも各地で独立勢力が立ち上がり混乱が続いていた。


3月には陸軍はベンガル王国の独立を助け、第5方面軍5個師団がカルカッタ付近まで占領していた。


スリランカのコロンボ付近には海軍の海兵2個旅団と空軍の1個大隊が進出していたし、海軍のロ号潜からなる第25潜水戦隊と第301偵察戦隊が進出していた。


偵察戦隊は軽巡数隻と1個水雷戦隊、護衛空母数隻とその護衛部隊で編成されていて、第301偵察戦隊は大塩少将の元旧式軽巡4隻護衛駆逐艦16隻護衛空母2隻護衛艇8隻の小部隊だ。


航空戦力は護衛空母大島型8千トン28機搭載(艦戦24機艦偵4機)2隻で56機があった。(偵察機は露天係止)


イギリスインド洋艦隊は旧式戦艦ラミリーズを中心とした5隻と空母イーグルとアーガス、軽空母ハーミスとアメリカから供与されたボーグ級護衛空母4隻、重巡2隻、軽巡5隻、駆逐艦18隻、護衛艦16隻からなっていた。


イーグルとアーガスは凡そ50機ハーミスは30機、護衛空母は4隻で120機を搭載していた。合計で250機である。基地には防空用のハリケーン40機と偵察機20機がいた。


昭和18年4月15日

イギリスのサマービル中将はインド洋艦隊を率いて、インドの西部で独立勢力が強いアラビア海東部のクジャラート、ベーシュワール、マイソールの各地を空襲していた。


大分反乱軍を鎮圧で来たな参謀長!


はぁ!敵の航空戦力と輸送部隊に打撃を与えたようです!


後2~3回攻撃できれば反乱軍も行動できなくなるだろう!


今日は補給の為いったん後退する。


サマービルは部隊を素早く後退させた。其れだけ練度の高い部隊であった。ただレーダー射撃は未だ取り入れてりなかった。この為砲撃戦では日本軍との差は絶望的であった。


イギリスインド洋艦隊は戦艦5隻空母2隻軽空母1隻護衛空母4隻重巡2隻軽巡5隻駆逐艦18隻護衛艦16隻からなっていて、航空戦力は凡そ250機である。


これに対しコロンボにある日本軍インド洋派遣部隊の海軍司令官西村中将の指揮かにある第4護衛部隊を率いる岡田少将(元空母天城艦長)が反撃に出る。


彼らは2月中旬にシンガポールに第11機動部隊や第3護衛隊と共に集結し、敵のインド洋艦隊を標的にしていた。


戦艦部隊としてはウエ-ク島攻略戦で捕獲されたアメリカの36センチ砲3連4基を持つウエストバージニア、カルフォルニア、ホクラホマ、テネシーの4隻が第8艦隊として参加している。


これ等は21ノットしか出ないので機関部を換装し、28ノットが出る普通の戦艦に1年ほどで改造され、後藤中将に率いられて第4護衛隊と共に行動していた。


改装は機関部と第1甲板と側面部に5インチの装甲等を加えて防御力を強化、バルジや水中翼を付けて決戦時には32ノットが出るようになっていた。


対空兵装も長10センチ高角砲連装8基と40ミリ聖級4連機関砲12基が追加されかなり強化されている。


日本名は隠岐1001~1004である。後に他の捕獲された戦艦も加わる。


第8艦隊は戦艦4隻生駒型重巡4隻音無し級軽巡6隻改特型駆逐艦32隻高島級護衛空母4隻護衛艦16隻が従っていた。航空機144基


第4護衛隊は高雀級軽空母4隻海燕級護衛空母4隻天塩級軽巡4隻音無し級軽巡6隻秋月級防空駆逐艦16隻改特型護衛駆逐艦16隻の戦力である。航空機496機


航空戦力では日本側にはコロンボ付近を警戒している第3護衛部隊とシンガポールに訓練中の第11機動部隊があり日本側が有利であった。


ただ第11機動部隊は準同型艦の空母海鷹と雲鷹を加えたところで、統一行動はまだ難しく訓練中であった。この為戦線参加は6月以降となっていた。


改特型駆逐艦 量産型の1500トン護衛駆逐艦 35ノット 3千カイリ

兵装は12,5センチ両用砲2連装2基(前部)10センチ高角砲連装1基(後部)40ミリ聖級4連機関砲4基 50センチ5連装魚雷2基、爆雷射出機2基

この時代では世界の7大陸軍国の内5国までが日本を含めて同盟国であり、絶対的な優位を日本は与えられている。


大陸側から攻められることが無いので、陸軍は精鋭だが前世程大規模ではなく、それでも約120個師団を有していた。


この世界では海兵隊もあり、凡そ30個旅団が整備されていた。

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