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幻想ミッドウエー戦記    作者: 明日ハレル
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幻想ミッドウェー戦記 第2章 ハワイ攻略編ーその2

いよいよハワイ攻略も目の前である。アメリカは西海岸のサンディゴ基地に艦隊を集結させハワイ救援軍を送り出すべく努力を重ねていた。

幻想ミッドウェー戦記 第2章 ハワイ攻略編ーその2


日本帝国は昭和8年度に完成した新造造船所、ドッグを使って主力艦隊の改造に入る。有名な第1次改装だ。これは4~6年間かかった。


これで艦船の攻撃力・防御力・速度・特に巡洋艦以下では対空・対潜装備を充実強化させた。


戦艦12隻空母8隻軽空母12隻護衛空母16隻大巡12隻軽巡18隻駆逐艦90隻余潜水艦80隻余が一斉に改装に入る。この時期には戦闘がおこる気配はまだない


ヨーロッパでの戦いは始めっていない、多少きな臭くなっていたが、日本帝国は同盟国であるアジア連盟5国の一つ漢帝国らとの連携を深めていく。


雪風元帥の指導の下30年前より日本は改革され、全く違う道を歩んでいた。


国内でも共産党系等のの世論誘導者や組織が次々と壊滅し、新聞社も数社が解体され、世論の動きはほぼ保守勢力で固まっていた。


また国内にいる日本人も憲兵隊等に調査され不適格者は海外に出された。


評判の悪い特高警察などは既に20年前に消滅し、代わって情報部が国内の世論を調査分析していた。


雪風元帥らは日本の人口構成を調査し、大戦を行うための人員がかなり不足していることを憂慮し、早くから人口増加の手を打っていた。


ただ人口がまだそれでも少ないので日本人のクローン2千万人が作られ双子や三つ子を多くして多いものは5つ子と成るものもいた。


特に大戦中に戦死した山本五十六や山口多門などは5人いることになり、従兄弟、はとこ扱いで世間を欺いた。特に軍人のクーロンは多い。


大戦中300万人も戦死しているのでその中の優秀なものを200万人としても5名ずつにすればそれだけで1千万人である。その他多くの民間人も増やすことにした。


最終的には1億2千万人まで増加することになる。司令PCは保育器で幼児も育成できる。幼児たちは宇宙にある24基の防御要塞で育てられる。


2千万人は保育器の人口プロミングで知識や学問を習得させ5歳まで保育器で教育された。更に10歳までPC群が養育し、10歳から幼年学校に入学した。


18歳になり色々な分野に大学卒業生として配属されて、日本の基幹産業を支える人材として羽ばたいていった。


勿論両親、生まれ、経歴等は作られたもので教育プロミングで知識として教えられていて本人が間違えることはない。


新造艦艇 昭和12度より建造された新鋭艦


石狩型防空巡洋艦 18000トン 35ノット 長15センチ3連装両用砲6基


長10センチ連装高角砲12基 40ミリ聖級4連機関砲12基 爆雷射出機2基


爆雷投射機2基 2型水中翼4基 偵察機4機 航続力1万6千カイリ


巡洋戦艦並みの防御力を持つ強力な対空防衛艦 T・T信管を合わせ敵航空機に防空隊として大打撃を与える。


1個戦隊4隻で凡そ100機レベルの航空機を撃滅できる対空防御力を持つ。


天塩級直衛巡洋艦 8800トン 35ノット 15センチ両用砲3連装4基


長10センチ連装高角砲8基 40ミリ聖級4連機関砲12基 爆雷投射機2基


3型水中翼4基 偵察機2機 航続力1万カイリ 50センチ5連魚雷発射管2基


旗艦設備を持つ大型の軽巡洋艦 使い出が良く大戦中は各種戦闘に活躍する。


対艦戦闘や防空戦闘に活躍する。通常は防空艦として配置された。


音無し型軽巡洋艦 6000トン 35ノット 15センチ両用砲連装4基


長10センチ連装高角砲4基 40ミリ聖級4連機関砲8 爆雷投射機2基


3型水中翼2基 偵察機2機 航続力8千カイリ 50センチ5連魚雷発射管2基


5500トン軽巡洋艦で水雷戦隊旗艦の代変わりである。攻撃・防御に優れ申し分なかった。







日本国内は政治・経済は安定し、前世のように東北の農民が苦しんだりはしていない。農業協同組合が昭和5年に設立され、商社による農民への買いたたきなどは法律で禁止され、重い刑罰が科された。


この為農村が困窮して娘を売りに出すこともない。しっかり、法令で国内を安定させることも可能なのだ。



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