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幻想ミッドウエー戦記    作者: 明日ハレル
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幻想ミッドウェー戦記 第1章 開戦編ーその5

いよいよアメリカ太平洋艦隊の主力部隊が出撃して来た。戦艦10隻と正規空母3隻と軽空母4隻を有する世界でも最高クラスの戦力である。日本艦隊は如何に戦うのであろうか?!

幻想ミッドウェー戦記 第1章 開戦編ー5


短編小説なら10節~12節で終了となるでしょう。今回は強引にミッドウエー島付近で決戦が起こるようにした。第1目標は第1章の完結だ。


ウエーク島を日本が先に占領し、アメリカ艦隊をウエーク奪還で日本の航空機の索敵範囲に誘い込み殲滅する作戦である。これが上手く行くかどうか?


10月17日08:00

4日間の簡易整備が終了し、アメリカ太平洋艦隊はハワイを出港できる準備が整い、更に海軍大臣フォレスタルの訓示があり、今回出撃する乗員を励ました!


諸君!これより東洋のサル達との決戦である!大丈夫、私達は世界最強のアメリカ海軍だ!東洋のサルなど、一蹴して来い!勝利の報告を待っている。


海兵らが怒号を発し、海軍大臣の訓示に答え士気が上昇した。満足する結果となり、フォレスタルも微笑み、勝利を確信した。


キンメル大将率いる主力戦艦10隻重巡洋艦4隻軽巡洋艦6隻駆逐艦36隻のアメリカ太平洋艦隊の主力部隊が堂々と進撃していく。


先行してハルゼーの機動部隊空母3軽空母4隻重巡洋艦5隻軽巡洋艦4隻駆逐艦24隻もウエークに向かっていた。


ハルゼーは普段から部下達に、ジャップを皆殺しにしろ!殺し尽くせ!などと人種差別用語を連発する猛将である。其れ故に部下達からの人気も高い。


今朝も朝からパイロット達を集めて、ジャップを殺せ!と息巻いていて、パイロット達と一緒になって騒いでいた。


キンメル配下の戦艦には最高速度21ノットしか出ないので、艦隊速度16ノットで前進していてた。


19日夕方ミッドウエー島付近に到着し補給部隊のタンカーから最後の補給を済ませた。


補給部隊はここでハワイへ帰還し彼らだけがハワイに戻れた。


今回史実と違うのは日本が土佐以下の40センチ主砲を持つ戦艦が4隻いるのでアメリカも5隻保有が認められた。しかし、予算の関係で4隻しか建造されなかった。


ウエストバージニア、メリーランド、コロラド、メインの4隻で40センチ砲連装4基8門を持つ重戦艦は日本海軍に対抗すべく全て太平洋方面に配備されていた。


残るはアリゾネ、ホクラホマ、テネシー、ネバダ、ペンシルバニア、カルフォルニアの6隻で36センチ砲3連装4基12門を持つ最大速度21ノットの低速戦艦であった。


ハルゼー以下の空母艦隊はエンタープライズ、サラトガ、レキシントンの3隻で各艦とも艦載機を96機搭載している。優秀な空母だ。


ハルゼーの部隊は艦隊速度18ノットでウエーク島に接近しつつあった。



日本の空母は元々イギリスの集中防御方式を真似ているので、搭載機数が少なかったがこれをアメリカ式の開放型に変更した。


中型空母の飛竜も約59機と微妙な機数だ、昭和8年からの第一次改装で80機まで搭載できるようになる。


赤城級は84機から128機へと大幅増、翔鶴級も128機、飛鷹級は72機とかなり増加した。竜穣級で56機、翔竜級で72機、千歳級や瑞鳳級で36機が標準となる。(偵察機は4~8機が露天係止で搭載される)


空母では紅竜級、天鶴級、星海級、翔竜級、海燕級、高島級。


戦艦では飛騨級、高千穂級、那須級、紀伊級、ヤマト級。


巡洋艦では生駒級、石狩級、音無し級、大淀級、伊吹級等がほぼ完成していた。


現在は艦隊編成中であり、間もなく戦列に加わる予定であった。







初期のインデペンデンス級軽空母は凡そ1万3千トン搭載機は30機ほどで戦闘機20機爆撃機が10機である。設計から変更され、この小説では1万5千トン48機搭載の空母として改装された。


新型戦艦建造の為、大型ドックを使用するエセックス級空母の建造が遅れたために、補助戦力の軽空母が小型の造船所で量産された。

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