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高さ制限

作者: 光森 璋江

屋根裏へものを取りに行った。


私はさほど背が高いわけではない。


がしかし、探していたものをみつけそれを持って屋根裏を出る際、事が起こった。


屋根裏の高さ制限に引っかかりガツンといい音がした。


ちょうど私の身長より低い位置に梁がありそこだけが低く作られている。


行くときには気をつけて身をかがめていたのだが、見つかったとたんこのことが頭から抜けてしまいこの事態となったのである。


あまりの痛さに急いで階下に降りた。


鏡を見てみると額当たりが赤く腫れていた。


悲しいかな1年ほど昔、夜ベッドに入るとき思いっきり後頭部を打ち付けて星が散った。


しかも2度。


さすがにベッドの方では今は対策をしていて打ち付けても痛くないようになっている。


あまりの痛さにアイスノンを冷凍庫から失敬してタオルに包みさらに頭に巻く。


さながらヘアバンドをしたような格好になった。


ベッドに小指を強打した時とはまた違ってズンズンと響くような痛さがある。


あまりにも頻回に頭を打ち付けているので、いずれ硬膜下血腫にでもなりはしないかと不安になる。


私は、注意散漫なのだろう。


ベッドに小指を強打したり、頭を打ち付けたり。


全くぼんやりし過ぎである。


そう反省したところでしばし、このままようすをみることにした。


この後、出かける用事があるのだがこの無様な姿を余所様に晒すのは忍びない。

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