初期の人物設定
消えた人物も居ますね。いる必要ないかなって。
藤堂秋彦 男 三十七歳。
180cmちかく、元刑事ということで剣道、柔道などにも精通し、探偵業の後は持久力が必要だと、パンツ泥棒や公然猥褻犯を追っているときに悟り、ジムなどにも通っている。ガタイは良い。
ネコが大好きな探偵。だが飼うのは面倒なので飼っていない。
俗に言う霊感が強いものの、本人は自覚していないので、稀に幽霊から依頼を受けることもある。報酬をもらえず怒ることもあるが、大抵は実在しない者からの依頼だったりする。
性格は、面倒くさがりだが、情に厚く可愛いものが好き。
可愛いもの集めという少女らしい趣味があるため、誰かを自室に招くことはない。ネコのぬいぐるみとか、ネコノキャラクターグッズにとどまらず、多様なぬいぐるみ、缶バッジ、キーホルダーなどがショーケースに整然と陳列されている。
元々、光洋町に住んでいたために帰郷。しがない探偵業を営んでいる。普段は浮気調査やネコ探しなどが多いものの、万引きGメンの応援や、窃盗犯の逮捕へ協力したりと中々に頼られている。彼が刑事だと知るものはほとんどいないが、一部では知られていて、その伝手で仕事が回ってくることもある。
可愛いものはなんとか護りたいがモットー。
秘密主義はかっこいいと思い込んでいる。
佐伯真琴 女 十七歳。
160cm後半で、いかにもスポーツ少女という黒髪ボブ。
スカートの下からスパッツが顔を覗かせる。
病弱な弟秋人がおり、幼少期から世話をしてきた。そのことで秋人の信頼を一身に受けていたこと、周囲から良く出来た子供だと褒められたことで優越に浸り、誰かを助けることに快楽を得るようになった。
しかし、弟が同じ高校に入るころには身体が介抱に向かい、学校にも通えるようになって友達が増えた。それに嫉妬し、自分にむけられる信頼が薄くなったと勘違いした真琴は、秋人に冷たく当たるようになる。そして学校の帰り道、口論になって喧嘩別れをする。
その後、ネコを助けようとして車に轢かれて死んでしまう。
ネコ好きなことと、秋人にきついことを言ってしまった罪悪から、突発的な善行をして苦しみから逃れようとした。
死んだ後も、悔やみ続けて自縛霊になった。
弟に謝ろうとしても弟には近づけず、家にも入れず、町の中をさ迷うようになった真琴は、新聞に迷いネコとして、秋人が可愛がっていた家のネコが載っていることを見て、探し始める。
そのうちに、藤堂と出会い、自分が見えているということで仕事の依頼をする。
交通事故は実際のところ、宇宙人による犯行だったため、犯人は一生見つかることはなかったが、ジョージやサトーと最後に出会うことが出来、事情を説明。二人は犯人逮捕に全力を尽くすことを約束し、すべての悩みがなくなった真琴は成仏する。
喜ばれ、自分も気持ちが良い人助けを、がモットー。
アリス 女 一歳。
150cmくらい。真っ白い日本人形のような黒い長髪。
着物が似合う。というか着物着てる。
宇宙人によって人工的に作られた人類絶対守るレディー。
実際は結構重い。人間年齢は中学生から高校一年に設定。
霊的な存在をも封じ込め、吸収する能力を持つ。もちろん、宇宙人相手でも発揮。
無表情で、無口だが、喋ると毒を吐く。
人間の基本情報は学習済みなので世俗に疎いということはないが、まだまだ勉強中なので良く見回りも兼ねて町を徘徊している。
何が何でも地球人を守ることをいとわないため、冷酷な一面をはらんでいる。
ジョージ 男 百五十歳。
170cmくらいで細身の白人。ハンサム。
いかにも外国人ですという風貌でシルバー入った茶髪を無造作に伸ばしているがさまになっている。
ニヒルな笑顔を貼り付けて、やたらとリアクションが演技じみている。
宇宙人犯罪を取り締まるため、保安官として地球に派遣されている。
外国人の容貌なのに日本が好きという設定。
日本語は流暢に話す。表向き翻訳家として活動している。実際に、宇宙人用に日本のライトノベルなどを翻訳している。彼曰くかなりの売れ行きだという。
ジョージの家系は最初期に地球人と接触して感情を獲得した存在で、古くから地球人を保護する教育を受けてきているため、地球人が大好きで、かなりお人よし。
そのため、光洋町でもおばあさんの荷物もったりするなど地元では割と親切な人で通っている。
しかし、宇宙人に関しては比類なき力を持っており、彼が本気を出せば光洋町が消滅してしまうほど。そのため、普段はリミッターが何段階にもつけられている。
保安官としての自負があり、また地球人は脆く自分たちがきちんと保護しなければならないと考えている。
地球人の自由と自治を信念に、あくまでも秘密裏に行動し事件を解決することを目指している。
サトー 男 九十歳。
両親が宇宙人だがどちらも日本にいるため、日本生まれ、日本育ち。
地球外で育ったジョージの教育係兼、同僚。
坊主頭で眼が鋭く、ガタイが良い。
見た目は完全にヤクザだが、着物が大好きで私服が着物。
ジョージと同じ翻訳家として活動していることになっている。
無口だが、礼儀正しい。
日本文化が大好きで、ジョージとは仲が良い。時代劇が好き。
刀剣類や甲冑を収集する趣味がある。今は自作もやろうと考えている。
宇宙人として、地球に特化しているものの、能力はジョージも下をまくほどに強い。宇宙人の集団五十人くらいなら両手だけで倒せてしまうくらいには強い。
柔道や柔術、合気道などを修めてきたため、格闘戦は大得意。
自身の能力で宇宙人や結界などを切り裂く日本刀すら作ってしまった。
サトーにとって、地球人は異星人ではなく、隣人ある。
情けは人のためにならず、めぐりめぐって己がためということを信条としている。
秋人 男 十五歳。
高校一年生。170cmくらい。
幼少期病弱なため、良く寝込んでいた。
中学にあがってからは体調が安定して、学校にも少しずつ通えるようになった。
高校では陸上部に入り、身体を動かす楽しさを覚えた。
元々人見知りが強く、内気だったが、高校入学では明るい性格になっている。
姉の真琴が大好きなのは今も昔も変わらないし尊敬もしている。
姉が自分だけ優しくしてくれること、自分にだけしか見せない口調や表情などに興奮する。
だが、高校に入ってから疎遠になっていく真琴に危機感を覚えた。
友達は出来たが、いまだ姉の真琴に依存していたため、必死になって真琴の機嫌を取ろうと良い学生を演じたが、周りからちやほやされるだけで真琴は振り向いてもくれなくなった。
ついには下校時に口げんかをしてしまう。
その後、真琴が車に轢かれて死んだことを告げられ心を壊す。
表面上は変化がないが内面は壊れ、しかし、真琴は生きていると思って暮らしている。そのため、気味悪がって友達が消えてしまうが、秋人は心の中の姉と仲良く生活していた。
しかし、異形の化け物にその壊れた心と感情を嗅ぎつけられ、餌として捕食されてしまう。そこで、初めて姉が死んだことに直面し絶望するが、死ぬことも出来ない。ただ化け物に消化されていく中で、死んだ真琴を引き連れた藤堂と出会い、きちんと姉弟のわだかまりを解消する。
その後、真実を知った秋人はジョージらに記憶を消さない代わりに、秘密を守ることを約束させられる。しかし、秋人は自ら藤堂やジョージと関係を持っていくくらい明るい性格へと戻っていく。




