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小説家になった。

作者: 探すおじいさん宝物
掲載日:2014/04/19

マンガってなんでこんなに面白いんだろう。


と思った。


買ってきたのは


自分が大すきなマンガの最新刊だった。


絵も好きだし、話も好き。


キャラもいきいきしてて好きだ。



いいなぁと思った。


書く側は読む側みたいにお気楽じゃないけれど、


でもこんなにきれいな絵が、


読んでいて心地のいい話が、


本当にいてほしいなと思うような人物が


そこには詰まってて、


僕の現実もこんな色をしていてほしいと思うのに、


どうして、現実はそうじゃないんだろう。



僕は、パソコンを立ち上げる。


最近はじめたのは、


ある大きな投稿サイトに小説を投稿すること。



僕は絵があまりうまくないから、


マンガはかけないけれど、


小説を読むのは好きだし、


今までたくさん読んできたから、


小説家なら、なれちゃううんじゃないかと


勘違いをしていた。


そして2年がたった。





「このたびは、○○新人賞受賞、おめでとうございます。」


はい、ありがとうございます。


「今の気持ちを率直に教えてください。」


やっぱりうれしいのと、


書いてきてよかったなぁというのと、


でも一番は、まだまだまだこれからだなという感じですね。


「なるほど。では今の目標はなんですか。」


そうですね。


自分の作品が映画化されることと、ドラマ化されることです。


「すごいですね。今回の作品以外にも、何か自信のある作品が


すでにおありなのでしょうか?」


いえ、まったく(笑)


「そうですか(笑)しかし、その目標がかなうといいですね。」


はい。ありがとうございます。


「では、今この場で誰かに何か伝えたいというのはありますか?」


伝えたい...?


「はい。親や友人など、誰でも構いませんし、


どんなことでも構いませんが。」


そうですね。では...


「はい。」


2年前の自分に...


「おっ、自分ですね。どうぞ。」


あの時の選択は正しかったよ。


勇気をだしてくれてありがとう。


投稿サイトに毎日文章を投稿するだけで、


小説家になんかなれるわけないって、


そう思わなくもなかったけど。


大事なのは、


自分のやりたいことを現実逃避にしないためには、


それに熱中すること。それを続けること。


そしてそれ以外のことも


ちゃんとこなすこと。


ここが重要だったんだな。


時間がないなんて、言い訳だったんだ。


大学もやめなくてよかったし、


友達と遊んだことだって、遠回りじゃなかったんだ。


講義なんて、


こんなことやっても意味ねーよな...って思うこともあったけど、


その中で楽しもうとして、


何とか単位だけでも取ろうとして、


何とかもがいて正解だった。


おかげで成長することができた。


こうやって、賞を受賞することができた。


本当にありがとう。


「これまででいろいろ思うこともあったんですね。」


そうですね。もちろん、僕がつらかった時に支えてくれた、


親や兄弟、それから友達にはとても感謝してます。


喜んでもらいたいなぁって思います。



そのうえで、これまでの自分にも感謝しているんです。


「そうなんですね。何はともあれ、受賞本当にあめでとうございます!」


はい。ありがとうございます。




・・・


僕は小説を書き始めた。


そして2年後、ある新人賞を受賞し、


小説家になった。


新人賞を受賞しただけじゃ小説家って言わないかもしれないけど、


細かいことはどっちだっていいや。


僕はこれからも小説を書くのだから。




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