五都祭 -集団戦決勝戦-6
区切りが微妙な文字数だったので少し長くなっています。
ちょっとしたネタバレもあるので楽しんでいただければ嬉しいです。
結論から言うと<結界士>ボシルは守ることに成功したが、最も魔力を注いだ《結界》を維持することが出来ず崩壊の憂き目に遭った。
その反動と魔力枯渇、過剰処理が祟って意識を飛ばすまでに至った。
既にキグナス、クー、ボシルと三人が戦闘不能。
マリネとアレンのたった二人でアリスを制圧する必要がある。
十分デッドラインを踏み越えているものの、槍を放たれれば完全に負けが確定する。
《結界》が崩れた瞬間、アレンが指示するよりも遥かに早く自陣からマリネが飛び出した。
「命令、【爆撃槍】再換装」
土煙が晴れきる前に理熾が告げる。
基点となるコッペリアを叩くために土煙を突っ切って近付くマリネを【索敵】と【干渉魔法】を維持していた理熾が察知していた。
槍は10本が既に地面に突き立っていた。
がちゃがちゃと忙しく木材兵が動き出す。
理熾の感知に引っ掛かったことでアシュレイも飛び出し、マリネの足を止めさせる。
「くっそ!
何だお前等は!?」
「アリスだよ!
今まで知らなかったの?!」
Aランクが学生パーティに向けて悪態をつく。
一刻も早く基点となっているコッペリアを破壊しなくてはならず、それさえ成せばまだ何とかなる現状。
歯噛みしながらマリネは【起爆投剣】を握り締めるアシュレイへとメイスを振り下ろす。
恐らく、理熾と出会う前のアシュレイなら瞬殺に近い時間で終わっていただろう。
攻撃に全力を傾けたAランクを打ち倒せるほどアシュレイは強くないのだから。
しかし今の役目は壁役で、彼女もそれを十分に理解していた。
だからマリネと互角とは言わないまでも、ほんの少しの時間稼ぎが行える。
「勝たせてもらう!!」
そこへアレンが追いつき剣を振るう。
既に耐えられるかどうかの瀬戸際だったアシュレイが、その攻撃を紙一重で躱すまでは良かった。
が、その代償は取り戻せないほど姿勢を崩すことだった。
狙い澄ましたかのようなマリネの強烈な追撃を腹部に受け、弾かれるように理熾の足元へと吹き飛んでいくアシュレイ。
道は開けた。
そうハウリングエッジの二人が考えた瞬間。
「命令、投擲」
と正面を指差して命令を下す理熾、という無慈悲な現実を突き付けられる。
豪速で近付く10本の槍の軌道を瞬時に見極め、マリネはアレンを効果範囲から殴り飛ばす。
さらに極短い時間で武器を引き戻し、身振りと装備を駆使して背後へと吹き飛ばされながらも何とか防ぎきる。
ボシルはこれを正面から30本防いだのか、と驚きながら。
「命令、【爆撃槍】再換装」
土煙で霞む視界の悪い中、改めて静かに響く理熾の命令。
がちゃがちゃと準備音のする向こう側。
在庫が尽きないのかという疑問と、あの攻撃を連続して平然と放てる神経にハウリングエッジは青褪めるどころではない。
「命令、【爆撃槍】再換装」
再度告げられた命令。
不気味な準備音が響き渡る。
「命令、【爆撃槍】再換装」
さらにもう一度。
土煙が晴れた先に佇むのは、渡された回復薬を頭から被って立ち上がるアシュレイ。
マリネは本気で振り抜き、十分な手応えを感じていた。
ダメージを受けても即座に戦線復帰とはまさしくやってられない。
あいつは不死身か、という感想しか出ない。
「っははは!
なるほど『物量戦』とはよく言ったもんだ!」
やけくそ気味に叫ぶマリネ。
さらにその背後には得意気に腕を組んで仁王立ちする理熾と、その背に乗って魔法薬を浴びるスミレ。
左右には30体の木材兵が、無機質に槍を構えて命令を待っていた。
ただ事務的な動作で命を刈り取られる直前。
魔物の群れを相手にしてもこんな怖気は感じないだろう。
「お前等は一体どれだけのものを持ち込んでやがる!?」
「そうですねぇ…軽く後3戦くらい出来るくらいですかね?」
「ここまでされちゃそれが本当に聞こえてくるな!」
「嘘なんか吐いてませんよ。
それでどうします?
まだやるなら次弾の準備しますけど」
理熾はただ戦力差を告げるだけ。
死なない戦場とはよく言ったものだが、誰もが死にたいわけではない。
たまに『死んでも勝つ』というなかなかにバイオレンスな輩が混じってるだけで。
「その言葉が本当かどうか試したくなるな!」
反射的にマリネがそう返すが、とっくの昔に勝機など見えない。
何せ今の理熾は10本を同時に投げ込みはしていたが、わざわざ単発で攻撃してきている。
投擲手が30体もいるのだからローテーションを組み、換装のタイミングをずらして放てば延々と槍を避け続ける未来しかない。
視界の良し悪しなど関係なく、ただただ一方的にあの驚異的な破壊力を持つ槍が横殴りに降る。
後はもう在庫が尽きるまで運試しをするしかなく、回避しきったところで疲労困憊の状態で次は30もいる木材兵の相手。
加えて一人たりとも減っていないアリスとなれば、覆すだけの策も手札も無い以上、勝利に固執して装備や命を無駄に捨てるのは余りにも勿体無い。
だから
「…いや、この試合俺達の負けだ」
パーティリーダーを務めるアレンが静かに告げた。
その意味が戦場に染み渡る前に
『まさかまさか…こんなことがあって良いのでしょうか!?
毎回予想外の戦いが繰り広げられ、荒れに荒れた今大会の優勝がついに決定しました!
この試合でも余りに現実離れした方法で現役の高ランク討伐者四名を含むハウリングエッジを下しました!
誰もが一方的な戦いになると予想した試合をひっくり返し、学生パーティのアリスが集団戦を制しましたあぁぁ!!』
と実況者が声をあげる。
アリスの余りに後先を考えない消耗戦に唖然としていた観客も、口々に歓声をあげて称える。
その中に「いや、称えて良いのか?」という疑問を口にする者も居たが、結局は最後に立っていた方が勝者だ。
周囲が騒ぎ立てる中、スミレがコッペリアのモードを『汎用型』へと切り替え、布を振って木材兵を片付け始める。
アシュレイは血魔石屑を通じて【捕縛布】を解き、地面に落ちたものやキグナス達から布を回収しに歩く。
ちなみに【捕縛布】にも【最適化】の特性が付いているので包まれている分には意外と快適だったりする。
「やられちまったなぁ」
「これだけ散財して勝てなかった方が可哀想でしょ?」
嘆くマリネに理熾が真面目な顔をして返すと、マリネも「確かになぁ」と同意した。
さらに
「ここで退いてくれてよかった。
実はどれだけ赤字が膨らむか怖かったんだよね」
そんな風に明るく本音をぶちまける理熾。
この試合に注ぎ込んだ金額を考えるだけで恐ろしいというのは会場全体の共通認識なので、マリネは聞かなかったことにした。
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大会もこれで一区切り。
残りは明日に行われる個人の最終戦だけ。
優勝なんて冗談で言ってたはずなのに、リオ君ったら何だかんだで絡んでるよね。
いや、優勝してるパーティに居るんだから『絡んでる』っていうのも変な話かな。
多分明日も何かして勝つんだろうなぁと思いつつ、ついさっきの戦いを振り返る。
いつもリオ君が意表を突くから、奇策や不意打ちが強いというのは理解してたつもりだった。
あっちは本業で、しかもその中の生え抜き。
Bランクのキグナスと正面から戦った時、本心では『負けるかも?』と感じてたくらい。
氷の足場で滑らせた初撃ですら、きちんと打ち合ってた。
元々はあそこで…タネがバレる前に決めるつもりだったのに逃げられた。
しかもその後ろのクーやボシル相手に使うはずだった『氷の足場』まで使わされるなんてさ。
飛び込んでたら双剣の餌食だったんだろうなぁと思い浮かべる。
ま、この靴って何処でも走れるんだけどさ。
にしても【捕縛布】の性能がヤバイ。
いくらオルトロスの毛皮が材料でも【捕縛布[血魔石屑](吸魔/睡魔/極収縮/最適化/契約)】とかありえない。
そこでこういう道具で必ず付ける耐久系の特性を付けない理由を聞くと「え、何を捕まえる気なの?」と不思議そうな顔で返された。
そうだよ、忘れてたけど『オルトロスの耐久力を超えるってどんな相手?』ってことだよね。
必要な特性だけ付けるって難しいんだな、と改めて考えさせられることだったかな。
結果は不意打ちでキグナスを早々に戦線離脱させ、クーをほとんど釘付けという大金星。
ボシルがすぐに対策練ってきたのは思ったよりも厳しかったけど、途中で『あれ、この道具って捕縛用だよね?』とか思ったくらい。
後、無茶苦茶だなって思ったのはコッペリアのモード変更。
聞いてはいたけど、あんなことになるなんてねぇ。
確かBランクの魔物、亡者の繰手の核を血魔石に加工。
それをコッペリアに利用してて、普段は出力と処理能力を動作にフル活用。
コッペリアを出した途端《結界》の出力が上がったのは、外部の術式媒体みたいな感じで処理と出力に中継能力が格段に上がったからだってさ。
モード変更の際にはスミレとコッペリアの核の繋がりを強化。
亡者の操手が持つ特性を引き出して接続数を稼げるようにして<人形遣い>のクラスを一時的に共有使用(?)するらしい。
とか説明してくれたけれど、要は死体を人形と看做して『複数を操る』ってところを利用するっぽい。
魔物が魔核を持つ場合、特性を使うのは基本だけどBランクの核をまるっとそのまま使うって凄いよね。
その発想が出てくるところとか、出来るかどうかも分からないのにやろうとするチャレンジ精神とかもひっくるめて。
普通は分割して複数の装備の性能を上げるんだけど。
あ、ちなみに今のところ木材兵30体が限度で、魔力と処理能力を全開で使うからスミレとコッペリアは動けない。
それに事前に登録してある行動で処理を軽くしないといけないらしくて今回みたいに物を投げ込むってのが関の山なんだってさ。
スムーズに動いてたはずの木材兵が『ガチャガチャ』音を鳴らしながら槍を掴んでたのは、操作が疎かになるとかって理由っぽい。
登録してたのはとりあえずで投擲動作らしいからね。
ま、スミレの事だし知らない間に木材兵とじゃなくて機巧人形で30体を従えてそうだけど。
ともかく、相手パーティの全員が全員強すぎた。
クーの《破魔矢》を無視するために魔力注ぎ込んだし、短弓はかなり焦った。
咄嗟に防御を固めたことと、短弓自体の威力がそこまで高くなくて助かった。
やっぱりあの短弓って暗器みたいな牽制武器だよね。
それにボシルの《結界》はリオ君がヒントくれなくちゃ|《火炎壁》《ファイヤーウォール》でやられてた。
すぐ後に立ち上げた|《土砂壁》《アースウォール》の対応もまぐれだと思う。
<結界士>なのに近付いても指示とか的確だし、30本の【爆撃槍】を止めてたことを思えばホントB以上は化物ばっかだね。
ま、一番怖かったのはマリネだけど。
防御は鉄壁、攻撃は嫌なところばかり狙ってくる。
威力が直前で変わって反応が速くて判断まで的確で、カンも良いからリオ君も結構押されてたし。
最後のは痛かったなぁ…まさか一撃で5mも後ろに空を飛ぶなんてさ。
リオ君がすぐに回復薬かけてくれなきゃそのまま撃沈だったよ。
もっと働けってことかもしれないけどさ。
戦いが終わった戦場を見渡す。
ボク達は息を整えながら道具や装備を回収している。
フィールドも環境の維持から初期状態へと戻すために魔力供給を始め、湿地から水気と熱が無くなっていく。
でもま、湿地を転がったせいで泥だらけの服とか身体は『フィールド外扱い』だからこのままだけどね、と見下ろして面白く感じる。
これでも公爵家令嬢だから、こんなに汚れることも汚されることも珍しいからね。
「や、アレン。
今回はボク達の勝ちだね」
「はは、今回もだろう?」
まだ残る岩の足場にぐったりと座り込むアレンはそんなことを言ってる。
賢いのに本当に馬鹿だなぁ。
このパーティが手強かったのってアレンがリオ君の策をいくつも見破ったからだよ?
じゃなきゃもう少し楽に勝てたはずだし。
個人とかペアで強い人ばっかだから。
「試合は終わったけど…話はどうする?」
「これだけの面子を用意して負けるとは情けない。
大見得切って『勝ってから』なんて言うんじゃなかったな」
「んー…そうだね。
その言葉は何だかアレンらしくなかったかな」
と素直な感想を返す。
意気込みっていうのかな?
普段から競う時は全力なんだけど、今回は特に気合が入ってた感じがするような?
なんだろ…義務感のようなものを感じたかなぁ。
「そうか、今回ばかりは勝てると思ったんだがな…」
「そりゃAランクまで引っ張り出したらね。
リオ君とスミレも痩せ我慢してるけど、実はみんなボロボロだよ?」
そう、ボク達は見栄っ張りだから平気ぶってるだけで結構ボロボロなんだよね。
スミレは処理能力の使いすぎで消耗激しいし、何より魔力切れ寸前。
モード変更してから魔法薬浴びっぱなしなのはそれだけ消費が激しいから。
となればコッペリアも同じで術者の不調が祟ってまともに動けるか微妙。
もう片付けられてるけどね。
ボクも体力と魔力がそんなに残ってなくて痩せ我慢して立ってるだけ。
マリネの一撃が効いたから出来れば回復薬を追加で欲しいかなぁ。
リオ君は魔力と体力は結構残ってるだろうけど、ずーっと戦況を観測し続けてたし、手を考えて指示を出して道具を消耗しまくってた。
精神的な消耗はボク達の比じゃなくて、今頃ドッと疲れが襲ってきてるはず。
「少しは鼻をあかせたか?」
「戦うとか以前に、あの面子引っ張ってきただけで十分びっくりだよ」
正面からぶつかってたら負けてただろうなぁ、と思いを馳せる。
いや、どれだけ不意打ちしても結局キグナスとクーのBランクしか落とせてない。
結局最後はモード変更のごり押しになっちゃったわけだしね。
「で、話だよ話」
「後回しにしても決心が鈍るな」
「ふーん?
したいのは貴族として?
それとも『アレン』として?」
「…俺としてだ」
「ホントに珍しいね、どうしたの?」
アレンは深呼吸を二回して立ち上がった。
頭一つ分くらい高い顔が、真剣な面持ちでボクに視線を向ける。
「アシュレイ、今更と思うかもしれないが、色々とすまなかった」
と頭を下げるのは貴族としてはダメな行為だから本当にびっくりした。
出来る限り避けて、どうしても無理な時だけにする最後の手段。
それを闘技場でやるっていうのは、それくらい本気なんだろう。
でもボクから言えるのは「何の話?」という疑問だけ。
「試験中の食堂の件、追跡の件、鬼ごっこの件、それとすぐ後の闘技場の件…いろいろだ」
あーそういえばなんかあったねぇ。
並べてみるといくつもあるんだなぁ。
けど…それって
「全部リオ君に謝ることじゃないかな?」
「まず雇い主に謝罪するのが筋じゃないのか?」
「んー…まぁそうなんだけど。
雇い主ってことならお父様かな。
でもどうせならリオ君に直接謝って欲しいかなぁ」
「は?
いや、ちょっと待ってくれ。
リオはガートルード公爵が直々に雇い入れたのか?」
「そうだよ?
カルロ兄様の推薦で、契約の時は『アレクセイ過去最速記録』が依頼に入ってたかな」
思い返せばそういうことだったはず。
実はカルロ兄様とリオ君がお父様の勘違いを利用してボクの護衛にねじ込んだんだけどさ。
随分前のことのように思うけど、まだ3ヶ月くらいしか経ってないんだよね。
「では最初からあの期間を狙っていたと…?」
「元々の最速記録だから…1ヶ月以内くらい?
何だかんだであんな早く終わっちゃったけどさ」
「なんだそれは…」
それもこれも二重三重にリオ君達が準備してたからなんだよね。
手に入らないはずの地図も持ってきてたしね。
「俺達は人を集めてようやくだったんだぞ…」
「って、アレン聞こえてる?」
「それを片手間のように…」
「アーレーンー?
ねぇ、アレンってばー」
あちゃぁ…完全に聞いてないね。
でも謝るのが試合で勝った後にしたい話?
何だかおかしい気がするんだけどなぁ。
とそんなことを考えてると「いや、それはもういい」現状復帰。
表情が抜け落ちていっていたさっきと違ってキリッとしてた。
切り替え早いなぁ。
「改めて頼もう。
俺を許してくれないか?」
「え、うーん?」
そもそも特に気にもしてなかったんだけど…。
あぁ、でもリオ君には迷惑掛けてるから謝った方が良いよね。
「リオ君が良いならボクは何も言わないよ」
「……ッ!
…そうか…、そうか…」
アレ…何かすっごい重い空気に…。
キッと決死の覚悟をするみたいな真剣な顔でリオ君を見てるけど大丈夫かな。
そんなことを考えているとアレンがリオ君の方に歩いていって声を掛けた。
「リオ、学園での数々の無礼すまない」
「えーっと、何のことか分からないんだけど、とりあえず後回しにしてもらえます?」
マリネと話していたリオ君は急に及び腰になって答えていた。
首を傾げて「んー?」と見守りながら考えて、「あっ!」と気付いてしまった。
そりゃそうだよね…さっきこの場でアレンが同格のボクに『貴族の謝罪が重い』ってびっくりしたばっかり。
なのに今やってるのは、ただの一討伐者相手に、公爵家の者が謝罪してるって絵だよね。
どう考えても問題だよね…周りざわついてるし…実況も流石にこれは煽れないかぁ。
「それだと遅い。
いや、この場でなければ意味が無い…謝罪を受け取ってもらえないか?」
「もう一回言うけど何のことか分からないだけど!
だから僕に謝る必要は無いし、貴方は何も悪くありませんよ!?」
「待て、俺は真剣なんだぞ?
そんななげやりに話を進めようとするな」
「そっちこそ待ってくれませんか!?
ちょっと、アシュレイさん何見てんの!
早くこっちに来てアレン様をどうにかしてよ!」
「今は俺とリオとの話だ。
アシュレイを間に挟もうとするな」
「何これ怖い!」
って慌てて珍しく必死そうなリオ君を見て、ボクは思わず『リオ君も普通の子供だなぁ』ってほっこりする。
ジタバタしてる内容はともかくね?
その後ボクが仲裁に入って内容を説明するとすんなり「え、全く気にしてない」とバッサリ。
しかも「そんなことで怒ってたら身がもたない」ってさ。
あれだけ怒ってたくせに。
それにしても貴族から直々に嫌がらせ受けて『そんなこと』って普段から一体どんな目に遭ってたんだろう…。
ちなみにこのことでボクはリオ君とネーブルとお父様とカルロ兄様にめちゃくちゃ怒られた。
衆人環視の下でアレンに『討伐者相手に頭を下げさせた』ってことで。
アレンも今頃ボクと同じかそれ以上に怒られてるだろうなぁ。
ま、そのお陰で少し仲良くなった気がするけどね。
お読みくださりありがとうございます。
ようやく集団戦の勝者が決定です。
ただこの試合で誰が一番の勝者かを考えると…何だかアシュレイっぽいですよね(。。




