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神様のおねがい  作者: もやしいため
第三章:始まりの街
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森の歩き方1

理熾は何に対してもド素人です。

そのため全てにおいて荒く、何より発想=行動という無茶を行います。

実際現状のステータスを手に入れる為に博打しか打っていません。

生粋の博打打が理熾なのです!

※スキル欄の索敵・隠密をパッシブからアクティブへ移動しました(3/5)

初めてミニゴブリンを倒してから、今日で森での戦闘訓練は4日目を迎える。

討伐数自体は大したこと無いと思っていたが、単独(ソロ)の討伐数ではないらしい。

新人の数倍、熟練者でもトントンとのこと。

理熾からすれば「弱い相手(ゴブリン)ばっかだよ?」という感想だった。


この他にも基本的に理熾の認識と常識とのズレは大きい。

例えば連日討伐に行くというのがありえない。

疲労もすれば怪我をする。

身体を癒す時間も必要だし、当然心も同じくだ。

一瞬の油断がそのまま生死を分かつ一手になる以上、休養すらも仕事なのだ。

それが理熾になると「怪我してないし、休憩は待ち時間があるから」となる。

周りからすれば呆れるしかない。


そして狩り方は毎回同じ。

前回の死体をいくつか亜空間に保管しておき、撒餌として再利用。

平原から石を投げて数を減らしての近接戦闘。

パターン化された効率の良い工程ではあるが、他の討伐者からするとやはり異常らしい。

戦闘回数が多いということはそれだけリスクが高いことを意味する。

今まではたまたま低ランクの相手だったが、今後もそうとは限らないのだから。

そんな風に討伐者ライフを過ごした理熾はLvもそこそこ上がり、今では6になり、ランクも1つ上がった。


ちなみに今のステータスは

---+---+---+---+---+---+---+---+---

名前:ミカナギ リオ

年齢:13

職業:武神・空間使い(ディメンショナー)

称号:両立者(ダブルスタンダード)/開拓者(エクスプローラ)

Lv :6 (+4)

HP :854 (+233)

MP :762 (+212)

SP :90 (+20)

筋力:227 (+85)

敏捷:214 (+83)

体力:229 (+86)

知力:372 (+120)

魔力:122 (+61)

幸運:55 (+45)

所持金:25100カラド


武器:神威の護手(自動修復(セルフヒーリング)

  :手ごろなナイフ

防具:布の服

  :運動靴

装飾:繋ぎの指輪(空間魔法MP削減)


スキル

パッシブ

言語知識

HP回復速度上昇 New

MP回復速度上昇Lv2 New

武術指南Lv3

魔術指南Lv2

魔力感知Lv3

魔力操作Lv5

体術Lv9

成長力強化Lv3

身体能力強化Lv3

状態異常耐性Lv3

必要経験値減少


アクティブ

空間魔法Lv2

索敵

隠密


ユニーク

武神Lv2

 ・武器の心得(マスターウェポン)(全武器装備開放:パッシブ)

 ・戦技の極意(バトルマニア)(全武技使用開放:アクティブ)

 ・二刀流(ダブルフォーム)(同一武器同時使用)


スキル取得Lv3

 ・SPを消費してスキルを取得できる

  消費SPが30以下のものから選択出来る

  ※ユニークスキルを除く


(カルマ)

虚弱化(アビリティロスト)


備考

 討伐ランクG

---+---+---+---+---+---+---+---+---


のように、最初を思うと10倍以上である。


 んー…流石にそろそろ布の服はまずいよね…?

 まぁ、一撃も貰ってないけど。

 討伐者らしい格好もしないと…。

 今日もとりあえず狩りに行こうかな。


討伐を始めてから、いくつか気付いたことがあった。

まず、魔法を練習する為にMPの回復速度が圧倒的に足りない。

いくら消費が少ないと言えども、練習し続けるのは流石に無理だった。

そこでMP回復速度上昇と、ついでにHP回復速度上昇を手に入れた。

これで練習頻度が上がった。


次に、索敵と隠密は必須であるということ。

理熾の現状の能力では森に居る敵を探し出すことが出来ない。

また、敵からの奇襲を考えると、索敵は必須であった。

そして隠密はこちら側からの奇襲を成功させるためにやはり必要だった。

まだ熟練度は高くないので、それほど役に立たないが、無いよりは遥かにマシだったのだ。

結果的に最初に思い浮かんでいたスキルは全て取り終えてしまった。


 今後どういう風にスキルを育てるか、だけども…。

 いや、そもそも基礎スキルくらいしか知らないのはまずいよねぇ。

 鉄板(有名どころ)ってのは汎用性が高くて強いけど、それだけだし。

 面白味に欠けるというか、堅実だからイマイチジョーカー的な強さが無いよね。


そう思っている間に森へ着く。

今日は今までと違って奥へ向かって、引き返してくる予定だ。

いつもの釣り(撒餌)ではなく、索敵&討伐(サーチ&デストロイ)で進めることにする。

森を進みながら索敵するという技術を身につけないとこの先やってられないだろうから。


森を進むとすぐにゴブリン4体を見つける。

ぼろ布をまとい、棍棒や錆びた剣など、残念な武器を持っている。

ゴブリンはこの3日間で何度か倒しているので特に気にせず接敵し、1体を1撃ずつ入れて沈める。

ゴブリン程度ならそれなりの討伐者なら瞬殺だ。


すぐに討伐部位である耳を削いで、死体もろとも亜空間に放り込む。

死体は撒餌という意味でも、目くらましやトカゲの尻尾としての効果もある。

理熾のように持ち運びが簡単でなければ出来ない方法だが。

そのまま気にせずずんずん歩く。

その間も考えを広げていく。


 にしても空間魔法難しすぎだよ…。

 思ったところが思った範囲に削れないから、危なくて使えないんだよなぁ…。

 亜空間なら上手く使えるんだけど。

 ………ん?

 亜空間…か…。

 ちょっと試してみるかな。


思い立ったので即座に実験に移る。

亜空間からゴブリンが持っていた残念ナイフを取り出す。

右手に持ち、思い切り振りかぶって投げる。

飛んでいくナイフの先に亜空間を展開して収納する。


 うん、弾き出されないね。

 とりあえず第一段階終了。


 んで、亜空間内は時間の流れが極端に遅いらしい。

 ということは、亜空間内で動きが止まることが無い。

 いこーる…。


亜空間の口は目の前の木を目標にして、先ほどのナイフを亜空間から取り出す。

すると展開された亜空間からナイフが発射され、「ガッ!」と音を立てて木に突き刺さる。


 おーすごい!

 これで戦闘時に投げる動作を省略できる!

 攻撃魔法が無くて遠距離が物を投げるしかない今の僕には朗報だ!

 というか、これ相手の矢とかパクれるんじゃないの?


と大満足である。

実験は上手く行ったが、あくまで実験である。

理熾が投げて、受け止めたのだから難易度は低い。

けれど実戦で遠距離攻撃を亜空間で上手く受け止められるかというのは話が別だ。

さらに考えを進める。


 普段、手を突っ込まない限りは無意識に亜空間の口を下に向けている。

 これは多分、重力を使って落として取り出している、ってこと。

 予想だけど亜空間は、物を包んでいるだけなんだろうなぁ…。

 空気を入れた風船みたいに、物を一瞬で覆って、覆った中身を亜空間化している。

 そういう性質を持つ亜空間だから、今みたいに勢いを減らすことなく保管できた。

 取り出すときは風船のように覆った部分を壊せば良いって感じかな?

 じゃないと、時間がほぼ止まってる空間になんて物を入れられないし。

 時間が止まってるってことは、何も動けない…壁みたいなものだからね。


 この辺はわざわざ誰も考えないのかも?

 そもそも時間に対する理解とかも無いかもなぁ。

 まぁ、知らなくても十分便利だし…って、使い手があんまり居ないんだっけ?


と話を締めくくる。

けれど話はこれで終わりではない。

せっかくの手段なのだから、もっと発展させるべきである。


 空間魔法で空間転移が出来るってことは、出入口が作れるはず。

 つまり、同時に最低でも2つの空間を開けないと話にならない。

 入れました、出れませんってのはやばいしね。

 で、亜空間は時間が止まるから入れない。

 なので対象の空間同士を無理矢理に繋げる穴を作るってのが空間転移かな?


うんうん、と確認するように自分で相槌をつく。

ちなみにさっき投げたナイフを回収しようと引き抜く際に、折れてしまった。

粗悪品というよりは錆びているから強度はそんなものなのだろう。


 んーこの辺りから座標って考え方が出てくるのかなぁ?

 座標…うーん何で座標なんだろ…?

 標準が精確になるって話だから、距離とか位置を把握する能力が上がるってことかな?

 自分の位置から、どれくらい離れてるか…ってことかな?


疑問は尽きない。

空間魔法の困ったところは習得者が少ないので技術が確立されていないのだ。

これでも理熾は調べているのだが、分かってるのはセンガが教えてくれたことくらい。

転移・亜空間と、空間を使っての防御・攻撃くらいだ。

実際それだけしか出来ないのだから、後は効率の良い運用と工夫しか無い。


 まぁ…その前にまともに魔法が扱えないってのを克服したいなぁ…。

 多少上手くはなってるけど、実際使えるのは亜空間開くくらいだし。

 んー…出入口なぁ…イメージでどうにかなるかな?


とじりじりとMPを使いながら練習する。

一応これでも周囲警戒しながら森も進んでいる。

魔法以外はきちんと成長中だ。


 っと…なんだアレ、オークってヤツかな?


発見したのはオークと呼ばれる種族。

理熾が見ればただの二足歩行の豚である。

2m以上の大きさで、理熾からすると見上げる程度ではすまない。

特徴はゴブリン種族と同じく余り頭がよろしくないのと、ゴブリンとは違いかなり攻撃力が高いこと。

攻撃力の高さは単純に体の大きさが原因なのだが。


 うわぁ…。

 お相撲さんより高いし、広い…体重だと200kgくらいかな?

 質素だけど防具と武器も持ってるし…危ないかな?


とはいえ、相手は単体らしい。

資料を読んだ中では注意は必要だが、勝てるはず。


 よし、新たな獲物にするために倒そう。


そう、狩る決断した。

こうして本日2度目の戦闘が始まる。

お読み下さりありがとうございます。

有名どころのオーク登場です。

そろそろモンスターの種類増やしていかねば(。。

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