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神様のおねがい  作者: もやしいため
第三章:始まりの街

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初めての休息日?

またもや体術のスキル考察です。

現状持ってるものがそれしかないので仕方ないんですが(‘‘

そろそろ本格的に討伐者として生きていきます…まぁ、明日からですが(。。

ギルドには早々に行って登録したいが、動けない。

だからと言ってこの間ずっと寝てる訳にもいかない(というか眠れない)。

なので昨日のことを思い返して少し考えをまとめていた。


 筋肉痛の原因は森歩きで間違いないと思う。

 というか思い当たるところがそこしか無いからね。


一昨日と昨日で違うことといえば、それくらいなのだから当然と言えば当然。

筋肉痛を簡単に言えば、無理に動いた反動なのだから。

地球でもアレだけ動き回れば筋肉痛くらいになって当たり前だった。

いや、むしろ地球ならあれほど歩き回れなさそうだ。


 にしても、程度が酷い。

 動けないほどの筋肉痛になるってかなりなものだと思うんだけども…?


運動不足というのはありえるだろう。

運動は好きだが、だからといって特別何かをやっていたわけではない。

地球では平均前後の運動能力しか持たなかったのだから。

また、成長が止まっていれば余計な負荷を掛け過ぎたということでも同じく。

けれど、能力が低いだけであそこまで酷いことになるのか、と問われれば微妙な気がする。


 うん、体術だな。


これが理熾の結論である。

身体を上手く使うスキル…全能力を使うスキルだ。

取得して時間も経ってない今、理熾が使いこなすことは難しい。

いや、むしろ使いすぎている可能性が高い。


 多分使いすぎたんだろうなぁ…能力以上に。

 だからたった数時間の森歩きで能力値が全体的に上がってるんだとおもう。


一般的に、能力値というのはその数値までは出せるという、『限界値』である。

その限界値を体術によって引き出し続けた結果が、地獄の筋肉痛なのだ。

本来は能力値の7~8割を瞬間的に出せば十分なのだが、調整が効くような状態ではなかったのだ。

故に全ての能力を全開で駆使してこの結果なのだろう。


 そう考えると、僕の全力で、あの距離を数時間掛かるって事だよね。

 森は怖いね!!

 これを何度か続ければ強くなれそうだけど、毎回筋肉痛はなぁ…。


そうなるとめげてしまう。

半日歩いて、半日寝込んでを繰り返すわけにもいかないのだから。

というより半日で起き上がれる保障はまだ無い。


 はてさて、どうしたものかなぁ。

 基礎能力上げるにはやっぱりレベルかなぁ…。

 レベルって魔物とか倒せば良いのかなぁ?


実はスフィアにおいてその辺も曖昧なのである。

戦闘経験を積めば確かにレベルは上がるし、強くなる。

けれどその条件が何かを解明している雰囲気は無い。

そもそも戦闘経験だけで考えれば、相手を殺す必要ない。


 何か違う要素があるのかなぁ…?

 やっぱり単にレベルも熟練度制なのかもしれないし。

 条件がありそうなんだけどなぁ…。

 スフィア人もちゃんと考えておいてくれないかなぁ。


とぼやいてしまう。

何せ体術を筆頭に、余りにもスキルや能力に無知過ぎる。

単に研究者が居ないのか、はたまた分かっていて隠しているのかは分からないが、一般化されていないことに不信感が募る。


 魔物退治にも戦力が居るし、スキルも必要。

 ついでにスキルの重要性を誰もが知っている。

 なのに技術の研究がされてないとか、何となくちぐはぐなんだよね。


考えても仕方ないとは言え、考えない訳にもいかない。

とにもかくにも、体術の運用はかなり気をつけた方が良い。

レベルが上がったので、ある程度調整は出来るだろうけけどと結論付ける。


そんなこんなで地獄の筋肉痛のため、結果半日以上寝たきりとなった理熾。

夕方には『動ける程度』には解消されていた。

あと少し遅かったら講習の申し込みができないところだった。


「セリナさん、何とか歩けるようにまでなりました。

 今朝はありがとうございます」


先にギルドに顔を出してからセリナにお礼を言う。

それだけでは本来済まないのだが、今出来ることはそれくらいだ。


「良いわよ、あれくらい。

 もう少し大人を頼ってね」


「大人ってセリナさんいくつなんだろ?」などと思う中、明日から3日居ないことを告げる。

討伐者になるという事に改めてセリナは驚いているようだが、それはそれ。

自分の能力を上げるために死地に向かうというのは本末転倒な感じはある。

けれどもレベル上げをしておかなければ、問題が発生した時に何もできない可能性が高い。

そもそも理熾の切れるカードの数はほとんど無い。


「その年で討伐者になるのは無理よ?」

「そうなんですか?

 戦えれば何とかなると思ってたんですが…」


理熾は「年齢制限とかあったっけ?」と考える。

ギルド員には証明書の発行という形でなれるため、年齢制限は無い。

けれど討伐カウンターはもしかするとそうじゃないかもしれない。

その辺全く教えてもらっていないのだが。


「そうじゃなくて、その年で討伐者の能力を持ってる人は居ない、って言いたいのよ」


世間的にも討伐者としては13歳は幼すぎるようだ。

だからと言ってやめられないのだが。


「なるほど…まぁ、無理そうなら他の手を考えますよ」


と手をひらひら振る。

理熾の能力ではどうにもならないことくらいは理解している。

これでも人より能力は低いのだから。

それをどうにかあの手この手でクリアする為の『初心者研修』なのだ。

真正面から能力やスキルを上げようなんてさらさら思ってはいない。

それでは誰にも追いつけないからだ。

少ない能力、スキルで人を追い越すための情報を求めに行くのだ。

他の『研修生』とは目的が全く異なるのだ。


「そう、なら良いけれどね。

 私やお父さんが知らないところで勝手に死なないでね?」

「はい、恩返しをしっかりしないといけないですしね!」


そう言って今日も美味しい夕飯を食べた。

ついでにゆっくり出来るのも今日くらいだろうと思って本当にゆっくり過ごした。


 明日からは、多分僕にとっては地獄だろうなぁ。


今日も十分に地獄だったわけだが、明日以降は最低の能力値で研修期間を過ごさなければならないのだからそう思うのも仕方が無いことだ。

お読み下さりありがとうございます。

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