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プロローグ
~序章~
この世界は今、3つの人種にわかれている。
1つ目は、人間。
2つ目は、獣人。
そして.....3つ目が超能力者。
共に手を取り合う世界、そんな世界あるはずもない。
だが、人間は求める。
偽りの平和を。
従属されし、屈辱の平和を。
いつか、人間がまた世界を支配できると信じて。
「なぁなぁ、見たか?あのニュース!」
僕の隣で無邪気に友達が話しかけてくる。
彼の名前は夜日月鵺。
「ああ、見たよ。」
相変わらずの調子で気だるそうに僕は答える。
「また、何人も死んだらしいぜ。ほんと、人間はバカだなぁ。」
くくっと、嘲笑うかのように笑いかけてくる。
「人間なんて、死んで当然さ。無力な蝿がたかったところで、無意味なだけだからな。」
そう、人間は無力だ。
僕たち、超能力者の前では。
僕たちが通っているのは、超能力者だけが集められた特別な学校。
そこで、僕たちは世界を支配する術を学ぶ。
これは、そんな僕たちの日常話。
のんびりとですが、連載頑張ります。
見ていただけたら、幸いです(*^^*)