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蹴球男  作者: soccer??
2/2

カコ男

飯島の放ったボールは入るのか!?

蹴球男、第二話が早くも登場!


飯島はなぜ、クールになったのか!

飯島のつらい過去が!



正法中との試合展開はいかに!?





……「lockon。」


オレの打ったボールは外れない。


入った。

《ピ・ピーー》

…「ワッー!!」


サポーターから小さな声援が送られてくる。

いつの間にかスタンドには、父と弟がいた。

こっちに向かってピースをしている。



オレは小さな頃に母親をなくした。



「まんまぁ~~~…いやあ゛~。……」


理由は、「放火。」

犯人は未だに捕まっていない。



オレの母親はいつも、

「男らしく生きなさい」と言ってきた。



小さい頃はそんなことしないでヘラヘラしていた。


でも、母が死んでからは違う。


だから、今の俺は泣いたり、明るくなったりはしない…







前半は1対1でスコアは変わらなかった。


「えぇ~、飯島が取り返した分、頑張っていこう!」


「うぃっす!」



ミーティングが終わると永井コーチに呼び止められた。



「飯島、ちょっと。」

周りの視線はこちらを向いていない。


「はい??」



「…いきなり悪いな。実は今日はあの南浜ユナイテッドのスカウトが視察に来ているんだ。」


!!…

南浜ユナイテッド!


市ではもちろん有名なクラブで地区大会どころか、都大会で準優勝もしている!


……あのクラブが…。



「だから、頑張ってこい!」



「…うぃっす。」


ピーー!



後半が始まった。



南浜がいつも通り、バックでボールを回す。


そして、右バックの山田がドリブルで運ぶ。


無理だ。相手の左ウイングは9番を背負う、なかなかな奴だ。



山田がシザース、エラシコと、次々に技をだす。

…いつの間にあんなにうまくなったんだろう。



抜ける!

確信した …その時だった。


9番がスライディングをするような素振りをしたため、山田がジャンプした。



いいぞ!



……!!!!


が、スライディングはせず、たのプレスをしたのだ!



スライディングをすると見せかけ、ジャンプした相手の置いてけぼりのボールを簡単に取る。



…ヤバい。


バックは抜けると思っていたから、誰も後ろにいない。



9番はスピードでぐんぐんドリブルする。


キーパー頼む!




《ピ・ピーーー》



2対1。


くそっ、こんなんじゃ、 南浜ユナイテッドは南浜中に見向きもしない。




バックは今度も同じくボールを回す。


右バックの山田がもう一度、チャレンジする。




バカヤロー、同じだよ!!



…?


相手は、にやつき、さっきと同じ方法でボールを取りに来た。


山田が同じく、ジャンプす……!!!


しなかった……。


山田の奴、やりあがるなぁ。


「ワッー!!ワッー!!」



(来たっ!)


山田が右ハーフの須藤へパスをする。


もらい!




「へイッ!」

須藤からのパスを受け、 足技で抜く、


…「process」


行くぜ!!


「lockon」


俺の打ったボールは外れない。



「ナイスキー!!」




…………!!


俺の打ったボールはみんなが決まるものだと思っていた。


だって、あんな近くから打ったんだから。










…………気がつけば、コーナーキックだった。


「外した……。」

蹴球男第二話、カコ男を楽しんでいただけましたか?


南浜中大ピンチ!!


次回、飯島の本当の姿が明らかに!!


第3話 本当男

お楽しみに!!

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