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星の降る惑星を、  作者: 若野輪
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能力測定2

「次は、身体能力を測るぞ・・・」


魔力量、魔法技術も重要であるが、それと同じくらい身体能力も重要なのである。特に竜也のような身体強化系の魔法を使う者は、自身の身体能力に依存する。魔法技術がどれだけ高くても、それを発動する肉体が貧弱では、ダメなのだ。


「脚力、腕力、視力、攻撃速度、柔軟性を測る。魔法は使うなよ・・・」


脚力は、垂直飛び・100M走。腕力は、握力・ベンチプレス。視力は、オーソドックスな視力検査とフラッシュ暗算のように様々なものを瞬間的に見る動体視力検査。攻撃速度は、蹴りの速度とパンチの速度。柔軟性は、股関節や肩、腰、全身を測る。


皆筋肉量は申し分ないが、身体の柔軟性はさほど高くなかった。柔軟性は、身体強化系の魔法以外では余り必要とされていないからだろう。柔軟性を極める者は少ないのだ。


身体能力で際立った結果を残したのは、数人しかおらず、その中にはもちろん竜也と凪が含まれていた。


「竜也すげぇな!全部の項目で1位かよ!」

「肉弾戦で竜也に勝てる奴いないんじゃないか?」


生徒は口々に竜也を褒める。実際竜也の叩き出した数値は全て異常だった。高校生で、いや国家魔導士を含めてもすべての項目でこの数値を出すことは難しいだろう。


「俺は身体系の魔法がメインですから、鍛えてるだけですよ」


竜也は賞賛の言葉を受け入れながらも、謙虚であった。実際竜也は他の魔法が得意ではない。魔力がうまく扱えないことと自身の才能の問題で、他の魔法を子ども程度しか使えないのだ。ならば得意としている身体強化系の魔法に行かせる力を鍛えるほうが賢明だろう。


「これですべての能力測定は終わりだ・・・」


竜胆先生は、能力測定の終了を伝えた。授業時間もそろそろ終わりも迎える。一限目はこれにて閉幕となった。


「2限目は実践訓練だ・・・」


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