惰眠貪る我が人生
惰眠貪る我が人生、外に出なさいと怒鳴られる。
しかし、一歩も外へ出ず。
それではなれない幸せに、親に言われしこの言葉。
言われっぱなしは、性に合わず。
しかして、放つ我が言葉。
惰眠こそ至高の贅沢なり。
首を傾げし、親の前。
立って熱弁、我が言葉。
金は貯めるものでなく、使うものなり。
そして時は金なりと、認知されしこの言葉。
さすれば、時を無駄に扱う惰眠こそ、
至高の贅沢となりけり。
黙る親の顔を見て、満足しながら床に寝る。
惰眠貪る我が人生、美しきかな我が人生。