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6、逆縁・賽の河原

一つ積んでは父のため

二つ積んでは母のため

子供が親より先に死んだ場合は親不孝だとして、「逆縁」というらしい。

何が正解というわけではないのだろうが、

火葬場に行かない場合もあるとのこと。

妻が火葬場に行かないと言い出した時に、スタッフがフォローを入れていた。

詳しく聞かなかったが、出棺ののちにスタッフだけで火葬場へ行き、

骨壺を持って帰ってきてくれるらしい。


死にたくて死んだわけではないのに最大の親不孝扱いとは・・・

親が自分で「あの子は親不孝ものです」というのは許せるが、

外野に「はい親不孝です。」と言われるのは腹立たしい。

私は宗教にはハマらないだろうなと常々思う。


逆縁の子供は極楽には行けず、賽の河原で石を積むという。

予備知識としてあったのは、

・親より早く死んだ子供が行く場所。

・石をつんで目標に達さないと三途の川を渡らせてくれない。

・鬼が定期的に見回っていて石の山を崩して何回もやり直させる。

だいたいこんなところだ。

つまり娘の現状は、「はい親不孝です。石積です。鬼きます。」ということか。

情け容赦ないにも程があるな。

一応救済措置のようにお地蔵さんが助けに来るようだが、どういう基準で助けるのだろう。

手持ち無沙汰になったら地蔵でも彫ろうか。


逆縁について掘り下げて調べてみると、

親より先に死ぬことを逆縁と呼ぶのは本来の使用方法ではなく転用のようだ。

元々は人の倫理に反する行動を行い、仏道から背く事。

もしくは仏法を誹謗したことが逆に縁になって帰依すること、らしい。(wiki参照)

実に迷惑な転用例である。

私はこのまま仏教を批判しつづけ、逆に坊主になれば逆縁となるようだ。

逆に○○。全然若者言葉ではなかった。


今も娘は賽の河原で石を積んでいるのだろうか。

私も娘も無宗教だった。

葬式は仏式であげた。

神式やキリスト教葬儀だったら賽の河原はなかったのだろうか。

直行で天国へ旅立てたのだろうか。


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