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18、ドロップアウトしたい

コロナの影響でグループ会社を含めた事業規模の縮小が決定した。

派遣社員は全て更新を止められ、社員にも早期退職者を募りだした。


一応対象者は全員なので私の所にも退職金の見積額は来ているが、

年齢も勤続年数も大したことないので、

いくら退職金に色をつけられても大した金額ではなかった。

がっぽりもらえるなら、それを子供に残して

死亡保険を考えなくてもいいかと思ったのに残念だ。


今後会社に残ったとしても、やったことない業務もやっていかなければならない。

給料が下がることや、異動・転勤も再編によって起こるだろう。


という半分脅迫・半分今後の言い訳を言われたが、

仕事の選り好みをする気はないし、

引っ越しとなったら少しはリフレッシュになるかもしれないなどと考えている。


会社には50代で正社員なのに、平扱いで給与がとても低い人たちが結構な人数いる。

彼らは業務へのやる気は低く、高校生のアルバイトさん達より仕事をしない。

私の仕事ではない。私は知らない。が口癖である。

早期退職が出る前からそれぞれの上司からの評価も低く、

周りに人がいても大声で揉める人もいる。


業務外の時は割とまともな人も多いのだが、

一旦仕事の話になると頑として聞き入れず、

すごくわかりやすく壁を作られる。

彼らは彼らで散々嫌な目にあってこうなってしまったのだろう。

雑談していると会社への不満をよく口にしている。


実際こういった人に辞めてほしくて打ち出している早期退職だが、

案外こういう人たちはなんだかんだ残って、

40代・30代の負荷がかかっていた人たちが辞めていくのが常である。


自殺理由にコロナ不況を加味すれば、保険金おりやすくなるのかな。


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