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五章 30代
それから34歳まではそれなりに暮らしてきた。
結婚もして子供もできた。
妻が妊娠していた頃、地元に帰りたいと言い出した。
私は二つ返事で了解し、妻の地元へと引っ越した。
だが、またしても「病気」が再発した。
引っ越し先で就職したのだが、仕事が覚えられない。
この頃、調理師免許を取り給食調理の仕事を始めたのだが、
仕事が頭に入らない。
同時に頻繁に体調不良を感じるようになり、仕事を休みがちになった。
当然居ずらくなり職場を転々とする。
日常生活でも注意散漫だったり、酷い物忘れで妻に迷惑をかけていた。
何度も夫婦喧嘩もした。
もちろん悪いのはこちらなので、最後には謝っている。
そんな生活が続いた38歳の時、意を決して心療内科を受信した。
結果は「広汎性発達障害」それに伴う「うつ状態」だった。
体調不良の原因はうつ状態のせいだと。
当時、ADHDなんかがすでに世間で話題になっていたので、
自分もそうじゃないのかと思って行ったのだが、正直やっぱりかと思った。
もしかしたらいじめの原因もこれだったのかと思うと、
なんとも言えない気分になる。
そうか、私の不幸は生まれつきなのかと。
私の38年は障害に振り回されていたのかと。
正直ショックだった。




