今回も人物紹介から
死体が出てくるまでがわりと長いです……(汗)
和泉彰彦
本作の主人公。広島県警捜査1課強行犯係所属の警部補。年齢不詳。
頭脳明晰だが、言動に意味不明な点が多く、黙っていればただのイケメン代表。
相当クセの強いキャラのため、人によって好き嫌いが二分する。
仕事にのめり込んで家庭を顧みなかったため、ある日突然、妻に逃げられたバツイチ。
高岡聡介
広島県警捜査1課強行犯係で、5人の部下をまとめる係長。階級は警部。
昔からの習わしで「班長」と呼ばれている。
性格はいたって温厚で、およそ刑事らしくないとまわりからよく言われる。
和泉とは所轄時代からの相棒であり、互いのことを実の父子のように思っている。
が、時々暴走する息子の言動に胃を痛める苦労人。
駿河葵
広島県警捜査1課強行犯係高岡班所属、巡査部長。
真面目で無口、ほとんど感情を表に出さないため、人造人間ではないかと噂されている。
県内でも有名な大手建設会社社長を父に持つ。
友永修吾
広島県警捜査1課強行犯係高岡班所属、巡査部長。
長い間生活安全課少年係で不良少年達の相手をしてきていたが、今年の春から捜査1課に異動した。
バツイチ独身。身なりは常にだらしないが、人間観察力は鋭く、班長である聡介のサポート役として高い評価を得ている。
日下部博実
広島県警捜査1課強行犯係高岡班所属、巡査長。
身体が大きく、柔道も強いが、中身はいたって小心な元地域課勤務の刑事。
和泉の同期で、高岡班唯一のまともな既婚者。
稲葉結衣
広島県警捜査1課強行犯係高岡班所属、巡査。
紅一点であり、班の中で最年少の女性刑事。通称名は「うさこ」。
仕事熱心で、上司である高岡警部に片想いしている。
藤江周
高岡家の住むマンションの隣室に住む高校2年生。
全国展開している製薬会社幹部の父親の元、愛人の子として生まれたが、正式に戸籍に入れられ嫡子となっている。
両親は既になく、異母兄弟である兄、兄嫁と三人で暮らしている。
性格は単純極まりない熱血漢だが、家族思いで友達思い。
藤江美咲
周の義姉。周の兄である藤江賢司の妻。
宮島にある老舗旅館『御柳亭』で長年、仲居をしていた。
物静かで柔和だが、意外に気の強い一面もある。
藤江賢司
藤江製薬会社社長の孫に生まれ、親族経営の中で自身は新薬研究員、研究室長を勤めている。
周とは異母兄弟に当たる。
誰にも本心を明かさない謎の多い人物。
ビアンカ・ハイゼンベルク
在日ドイツ人。父親の仕事の都合で来日していたが、日本のサブカルチャーにはまり、永住権を取得している。広島経済大学でドイツ語講師をしている。
竹を割ったような性格で、細かいことは気にしないタイプ。
アレックス・ディックハウト
在日ドイツ人。ビアンカの幼馴染み。
女性が大好きなナンパ野郎。
西島進一
広島経済大学の学生。宮島および、広島県内の観光事業活性化を研究している学生。家庭教師のアルバイトもしている。
現役衆議院議員であり、某政党の幹事長を務めていた経歴の父親を持つ。
ビアンカおよびアレックスとは友人関係にある。
平林郁美
広島県警鑑識課所属、巡査。リケジョ。
稲葉結衣の同期生で、性格はややキツめだが、恋する相手の前では途端に内気な少女になってしまうタイプ。
有村優作
尾道在住の会計士、ファイナンシャルプランナー。
高岡聡介の娘婿。
常に機嫌の悪そうな顔をしているのが特徴。和泉とは旧知の間柄。
寒河江里美
宮島の温泉旅館『御柳亭』社長の妻であり、女将。
美咲から「お母さん」と呼ばれている。
気が弱く、まわりに振り回されがち。それでも芯は強く、忍耐強い。
本間静香
和泉の別れた妻。三年前まで県警本部長を勤めていた本間警視正の一人娘。空気が読めない、とにかくワガママ。
新里宏樹
ピアニスト。名古屋シティフィル楽団に所属している。
藤江周の父親の親友である。
三村亜沙子
バイオリニスト。名古屋シティフィル楽団に所属している。
新里とパートナーを組んでいる。
斉木晃
宮島の温泉旅館『白鴎館』の社長、若旦那。
八塚正司
元広島県警廿日市南署刑事課に勤務していたが、既に定年退職し、現在は宮島で食堂を営んでいる。おしゃべり大好きおじさん。
奈々子
御柳亭の仲居。和泉の情報提供者である『檀家』。
石岡孝太
御柳亭で板前をしていた。美咲の幼馴染み。