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初動衝動  作者: 絶望大福
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復活劇

手も足も頭も心の中も

だらんとベッドに身を任せるように

時間と風がただ流れ去る

槍の先で突かれても

身体に流れる電流は

それ程、自分を鼓舞させない


失った反骨も悲しみも

こめかみから剥がれ落ちる

仮面がいくつも重なり合い

それがいつか当たり前になる

無邪気に笑うあの顔を

もう一度見せておくれよ

ずるさもいくつか覚えていき

怖いものは増えていった


舌の好みもいつしか変わり

あの日行ったラーメン屋の味は

あの頃のように美味くはない

肩書きに左右され

大波小波を全身で浴び

絶望ばかりの朝を迎える


もう一度君が現れるまでに

やらなきゃいけないことがある

たったひとつのやってみたいこと

身を削り バカにされようが

これだけは決して譲れはしない


目を覚ます 捨ててゆく

また拾って 力にする

純粋にシンプルに面白い方へ

苦痛ばかりの毎日だけれど

これさえあれば大丈夫


行こう 夢見心地のまんまでは

死んだも同然 今のまんま

復活劇の決戦前夜を

どうかそこから見守っておくれ

あの日と同じように笑っている

息を吹き返す為の布石がたくさん

巻き起こそう 革命を

いつもと少し違う夜を迎える

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