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リボルバー
枯葉を踏む音 微かな気配
ざわめく街を 遠くに見る
なんだかんだでやれてしまう
何もなく過ぎ行く ため息をひとつ
湧きでる疑問を放ったらかして
受け身さえとらずに 傷は増える
言い訳ばかりを背中に背負う
そんな時間をぶっ壊そうか
撃ち続けよう 信じるものだけ信じて
迷惑なんてかければいいだろう
撃ち続けよう 始まりから終わりまで
その時を信じて リボルバー
笑いが止まらない
いつか過ごした公園が消える
隠している 少年の命
風が吹けば 身をまかせるだけ
真実なんて 終わりのない宇宙へ飛ぶ
常識を気どり 感情をさらけ出せば
敗北者にさえ 置いていかれる
捨ててゆくものが綺麗なのに
嘘ばかりを惨めに食べ続けるのだろう
撃ち続けよう白い目で殴られようとも
要らない荷物は激しく燃やして
撃ち続けよう 欲望は死なず
ぶっ壊してやろう
泣き出しそうなその顔で
リボルバー 何色で撃つ
リボルバー 叫んで行け
リボルバー 透き通る夜に
リボルバー ここら辺で 今、飛べ