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初動衝動  作者: 絶望大福
78/243

知らないふり

主張する日付が並ぶ壁

綺麗に並んでいるように見える

そこはただの黒でしかない

形状をただ記憶するだけ

何ひとつ優しさはなし


誰も頼りにするものはいない

壊れかけのディスプレイ

決まりが変われば知らないふり

ひたすら大声で言えばいいだなんて

なんとも格好が悪いこと


感情ばかりを表に出しやがる

ひどい仕打ちも知らないふり

どうでもいい整理整頓

ミリ単位の暇人がいる

訳もわからぬ棚の上には

怖い目をした葉っぱが生える


誰もメモを知らないふりして

作った笑顔でお出迎え

老いぼれた手先は机を散らかす

その後はもちろん知らないふり


誰も彼も知らないふり

嬉しいことも悲しいことも

関係なければ知らないふり

そんな波でもまわる星

押し付け合い 知らないふり

知らないふりをしないやつは

涙化粧 枯葉に舞う 損するだけ?

ドブの色した世界まん中

どれだけ知らないふりをする

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