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青い空
降りしきる雨の中
乾いた叫びが咲いている
乱れた髪とエナジードリンク
見せてはいけない感情を
佇む椅子で馳せている
黒い色したレールを振り切り
夢に見た色した春を待つ
倒れこんだ昼下がり
温度を上げた甘い香り
歩幅に少し距離がある
何もかもを超越した
見たこともない喜怒哀楽
爆発しそうな接触の瞬間
忘れてしまった過去は墓場で
やりきれぬ青春 温もりは無く
無理に叩いた純情は
底なしの現実 黒い扉
動かぬ表情に過剰な思いを
二人で見にいく 青い空
果てない夜行へ 吸い込まれよう
瞼の中にある夜明け