表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初動衝動  作者: 絶望大福
61/243

こんなはずではなかったのに

少し前のリアルタイムに

浸るような夢をみた

美化された過去たちが

呼吸と共に動いている

いつまで経っても階段は続く

色んな角度から殴られるけど

そこにあった原石は

やり方次第で光ったようだ

ふらつく足を無理矢理止めて

ちらっと見た花壇の中

膨らみ始めた蕾があった

少し長めの髪を束ねた

あの頃の君がここにいる

転がるものは計り知れず

両手じゃとても抱えきれない

つむじ風が吹いている

運動場の砂が舞う

その瞬間に春が終わる

突き放された絶望に寄り添う

鏡に映る服装に青い雨

踏み潰される自尊心

あの頃の少年は何おもう

爆発されるはずだった

頭ん中の雷は

いつしか穏やかな気候に変わる

こんなはずではなかったのに

変わり果てた姿に今

覚悟を決める夜明け

遠くで鳴る汽笛に飛び乗る


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ