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アンバランス
どうにもこうにも考えられず
不安定な天気は続きます
変わってしまった隣の席は
防波堤越しに僕を見る
目を細めた砕けた時は
一体どこへ行ったのだろう
50000の星が降ってきて
握ったひとつを引き出しへ
身を削って歩いてみれば
しまった光は忘れていく
黒く染まった靴の底
空への飛び方、思考停止
雲を渡る遊び心
滑り台を下っていく
寡黙に車を走らせて
育った感覚を大切に
消えてしまったあめ玉は
舌が痺れる甘い味
逆らい続ける言い訳は
ほとんど僕を動かしている
それでいいのに
なんだかんだと
よくも分からぬ柱ができる
溜まりに溜まる紙くずは
それほど気持ちを高揚させない
輝くバスへ乗り遅れぬよう
糸の上を駆け足で渡る