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光った星
見たことのない光った星
突然光った一番高く
心の駅を震わせながら
魔女と足を動かし合う
あどけなさを残しながら
誰も敵わぬオーロラを見せた
金色の世界と漆黒の世界
行き来しながら才能を求めた
素直な心は手を離して
みるみる鼓膜は軽くなる
プレッシャーは右肩上がり
もはやため息の流れ作業
惰性の歌は思ったよりも
大きな力を持て余す
訳の分からぬものさしは
くたびれたように折れ曲がる
そして突然光らなくなった
確かに見えた光った星
煙は立ち込め見えなくなる
日々は思ったよりも進んでいた
時代は今も早過ぎる速度
時間は色々解決する
見えなくなっていつの間にか
時間は季節は過ぎていた
再び見えた光った星は
どんな風に光るのだろう?
あどけなさはもうないけれど
みんなの評価は未だ変わらず