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初動衝動  作者: 絶望大福
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ど真ん中のアメとムチ

小さい弱みが現れたなら

大きな爆発、突然に

沸点までは秒速で

間は少しもありはしない

ひとつも迷いは許されない

定常的に甘いもの

桜の花はひとつもつけずに

除染作業に追われている

優柔不断のキャパオーバー

辛くありすっぱくもある

高い所で夢を語る

登り始めた非常識人

膨大な電波とメモ用紙

滲んだ血、いらない鞄

似合った汚れと服を着たい

いつもそうだ流れるように

どデカい海に浮き輪ひとつ

激流を逆さに電気をつける

上昇気流は黒い闇

そんなの知ったことではない

歴史を変えた名盤は

内ポケットから激しく鳴る

たばこを3本くわえた後で

硬直の現場へ足を運ぶ

深呼吸で煙を吐く

無数の管は数知れず

脈打つ浮き彫り不安定

さらっと言った言葉を覚えて

ど真ん中のアメとムチ

寒風に晒され日々は過ぎるが

底からじんわり湧き上がる

ざらついている感謝の言葉

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