表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初動衝動  作者: 絶望大福
196/243

まわる

33回まわって

45回目に心を抜かれる

遊び場が潤うような

現実的だけど時代の真逆 逆らうように

しっかりとした奥行き 大切なもの

古びた喫茶店で珈琲をすすり

経済新聞と色あせたコミック


少しずつおんなじスピードで時間が流れる

もう一度初恋のころに戻る 梅が咲く

ひとつひとつに何かがあって

ひとつひとつ覚えて忘れていく

とんでもない音で向こうまで届かせるようだ


無愛想な心模様に

電信柱の角から ただよう香り

もう二度と戻ってこないこと

必要がないと判断したもの

ここで 今ここで

そこに意味がある 情けなくとも

45回目にたどり着いた

うる覚えな感情で

心ゆくまま 感じたまま


何かが生まれる気がしたから

33回まわってみせる

昨日の余韻で優雅に過ごして

余裕をもって またまわる またまわる

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ