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初動衝動  作者: 絶望大福
193/243

それでいい これでいい

いらないものばかりだ

冷静に考えたあと パンクロック

真逆へ突っ込んだ 地平線

青とオレンジの明かりが照らす

どうしようもない足元

転がっているものを見向きもせずに

屋根まで飛んだシャボン玉に

気づかないようになっていく


なびいた風に どでかい看板

すれ違っただけの 握りつぶされた激情

ストレス社会があるがゆえに

成り立つことができているもの

好きなもの 好きなこと

ため息ついた平日を

呑んだくれる休日でバランスをとる


ラララと君が歌ったことは

何もかもが許されず

地上波に乗らない真実ばかり

嘘にまみれたものたちは

気づかれないうちに常識になる


なんでもいいよ

どうでもいいよ そんなことは

これでいい これでいいんだ

この場が楽しけりゃ

なんの理由もいらないはずさ


遠くで聞こえた控え目な 爆弾に

そっと火をつけ 待ちわびる

雨にも負けずに 届いたならば

誰かに気づかれる 大爆発

それでいい これでいい

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