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消さないように
明日の不安に駆られた夜を過ごして
やり切れない気持ちを吐き出してた
汚れた手先を見つめては
揺れるおもいを なんとか繫ぎ止める
叫んだ声は遠くに消えるけど
進んだその歩幅は 何歩目だったろう
夢見心地のままで その場しのぎで
いつも何かのせいにして
言い訳ばかり どれも未熟で 形もない
消えそうな心の一部を
消さないように やるだけだ
このままなのか どうにかなるのか
今のすべてをぶつけるのだろうか
答えなんて死ぬまで分からないから
生きてるうちにもがいている
不器用なまま 幼いまま
あの日降りたブランコは揺れる
行ったり来たりを繰り返して
何にもなかったと言いきれるだろうか
木枯らしが目の前を過ぎて
いつまで控えめに サインをだす
まぶたが開くなら
聞こえるならば
塞ぎ込むじゃねえ 感じてやれ
夢見心地のままで その場しのぎで
いつも何かのせいにして
言い訳ばかり どれも未熟で 形もない
消えそうな心の一部を
消さないように やるだけだ
消さないように 消さないように
そろそろ本気見せたっていいじゃないか
月が沈む前に 消さないように