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あの日のフィレオフィッシュ
安心感 交わらない時間さえも
こんな距離ならばと
過ぎ行く日々に 頭をかすめるだけ
くだらない記憶の中には
いつも居た気がした
忘れな草 砂利の山
かすむ日々を抱きしめる
控えめに伝えた 大事件を
お互いのペースで固めていく
伝えてないこと 勇気のいること
覚悟を決めた この関係性だから
終わる時刻は過ぎ行くけれど
大人になった会話の中で
子どものままの相槌を
あの日のフィレオフィッシュ
折れた木の枝 プルタブの山
見送る側で 遅れた電話 照れ笑い
切っても切れぬの関係と
あの日と同じ晴れ模様
辛い時を一番近くで
笑い合う 一生このまま
キャンディーアイス コントローラー
時代も変わる 果たして僕らは